思わず口から出た言葉に自分でも驚いたが、それでも謝る気はしなかった。
「ああ、一ミリも悪いと思ったことはねぇ」
「っ!!」
スクアーロの言葉に、思わず殴りかかろうとする者
逆に可哀そうな眼で見つめる者と様々だった。
私も最初は激しい怒りがこみ上げ、ふと何故だかその後にそうか
彼らも自分たちの命をかけた計画だったと思い出した。
命をかけてまで、人を殺めてもかまわないほどの計画。
彼らの基準、価値観が悲しかった。
だって私の世界では……私の基準では、どんなに言い訳したって
簡単に命をかけたり、人を殺めることが正当化できるわけなかったから。
そして、そんな世界で生きている私の平和思想も彼らにとっては
当たり前ではないという現実。
しばらく私とスクアーロは静かににらみ合いをしていたが
すぐに彼は視線を外し、チェルベッロに詰め寄った。
「俺をここから出せ!!」
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彷徨いアリス