「儀式?」
ツナだけじゃない。思ってもみなかった言葉に
その場にいた全員に緊張が走る。
雨ごいとか祈りに近い、あたるか分からない儀式とは違う。
「ボスは再び復活する」
赤子は儀式がただの祈りではなく、確実に成功すると分かっているような口ぶりだった。
だからこそ誰もヤジを飛ばしたり、声を荒げる者も、儀式を否定する者もいなかった。
全員の脳裏には、ただただこの儀式を絶対にマーモンに
実行させてはいけないという危機感だけだった。
なんだか悪い予感がする。マーモンが胸の前で構えた両こぶしから
まばゆい光が走った。それはとても柔らかい光……なのに
マーモンからは禍々しい殺気のようなものを感じる。
「あの光は…」
すぐに疑問は解けた。マーモンが構えていた拳を広げ
そこから完成した守護者のリングを6個出してきたからだ。
「ボンゴレリングで……ボスはもう一度復活する」
6個集めたボンゴレリングにも驚いたが、それよりも
そのリングを使って復活させるという言葉に誰もが言葉を失った。
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彷徨いアリス