「儀式?」

ツナだけじゃない。思ってもみなかった言葉に
その場にいた全員に緊張が走る。

雨ごいとか祈りに近い、あたるか分からない儀式とは違う。

「ボスは再び復活する」

赤子は儀式がただの祈りではなく、確実に成功すると分かっているような口ぶりだった。
だからこそ誰もヤジを飛ばしたり、声を荒げる者も、儀式を否定する者もいなかった。

全員の脳裏には、ただただこの儀式を絶対にマーモンに
実行させてはいけないという危機感だけだった。

なんだか悪い予感がする。マーモンが胸の前で構えた両こぶしから
まばゆい光が走った。それはとても柔らかい光……なのに
マーモンからは禍々しい殺気のようなものを感じる。

「あの光は…」

すぐに疑問は解けた。マーモンが構えていた拳を広げ
そこから完成した守護者のリングを6個出してきたからだ。

「ボンゴレリングで……ボスはもう一度復活する」

6個集めたボンゴレリングにも驚いたが、それよりも
そのリングを使って復活させるという言葉に誰もが言葉を失った。



324(431)
back

彷徨いアリス