それならツナだってと叫びたかったけど
目まぐるしく進んでいく展開についていくので精一杯だった。
一分ううん……一秒も目がそらせない。
この試合で私達の命運が決まる!!
「ボンゴレリング全部コンプ♪」
ケガをしているとは思えないほど軽い足取りで
少年が赤子に近づいていく。その手にはツナから奪った大空のリングを手にして。
準備ができたと振り向くマーモンに儀式めいたザンザスの復活を
どうやっても止めることができないんだと絶望した。
氷がとけきると、崩れるようにザンザスが私たちの視界に現れる。
その瞳がゆっくりと開かれると、ギラリと輝いた。
その鋭さにモニター越しとは言え恐怖でヒッと息を飲む。
ツナ……ツナが危ない!?
慌ててツナに視線を戻す。少年は膝から崩れ落ち
肩で息をしたまま一歩も動けない様子だった。
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彷徨いアリス