「十代目!!」
「ツナ!!」
ハッと恐怖で固まっていた視線をあげれば
獄寺や山本たちがツナのもとに駆け寄るのが見えた。
「よかった…みんな無事だった」
誰も大怪我をしている様子がないのにホッとする。
しかし、次の瞬間にモニターに映ったのは
ザンザスの指に大空のリングがはめられる瞬間だった。
「どいつもこいつも…新ボス誕生の立ち合いにご苦労さん♪」
皮肉るようなベルフェゴールの声が頭に反響する。
新ボス……ダメだ。そんな人がボスになるなんて!!
そんなことになればツナも……そして皆も殺されるかも知れない。
そうなったら私は?――私はあの人と無理やり結婚することになって……。
でも、きっとその時はもう生きていても死んでるのと変わらない。
だって私は皆が……友達が無残にも殺された未来に
一人だけ生き残りたくない!!
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彷徨いアリス