怒りの理由
マーモンは復活の儀だけでなく他にも何か儀式めいたような仕草で
ザンザスの身体に鎖を巻き付けると、胸の前にボックスを掲げた。
もう一つの手にはボンゴレリングを手にして。
「受け継がれし…ボンゴレの至宝よ!!
若きブラッド・オブ・ボンゴレに大いなる力を!!」
リングをボックスに近づける。カチッとはまる音がした瞬間に
ああ、終わったと絶望をとおりこして諦めに近い気持ちになった。
次々と各守護者のボンゴレリングをはめていく赤子。
ボックスにはまったリングはそれぞれ淡い炎をあげる。
最後に、ザンザスの指へとはめられた大空のリングが光り始めた。
さっきまでの淡い炎の輝きとはくらべものにならないほどの強い光。
それぞれのリングもボックスにはめられたまま、どんどん光を溢れさせていく。
その様子に、皮肉にも死ぬ前に見る世界にしては綺麗かもと
妙に冷めた感覚になった。
指にはめたリングから溢れた光が一直線状に夜空を貫き、まばゆい閃光が走った。
そして次の瞬間には、強い力に突き動かされるように立ち上がったザンザスの姿。
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彷徨いアリス