しかしモニターのザンザスはスクアーロの言葉すら
くだらないと吐き捨てる。

その言葉にカチンときた。
どんな思いで……こんな思春期をこじらせたみたいな
反抗期のために命がけでついてきてくれたのに
そんな言いぐさって……!!

「九代目が……」

怒りで熱があがる頭を冷やすような淡々としたアルトボイスにハッとする。

「九代目が……九代目が裏切られてもお前を殺さなかったのは
最後まで…お前を受け入れようとしていたからじゃないのか?」

ツナの言葉にハッと息を飲む。
確かに、最初は優しそうな九代目だからきっと殺せなかったんだと思った。

けれど、違う……そんな単純な理由じゃない。
ツナの言うようにあの人はきっと自分が殺されそうになっても
最後までザンザスのことを見捨てられなかったんだ。

「九代目は…」

ツナのまっすぐな瞳がザンザスを射抜く。

「誰よりもお前を認めていたはずだよ」



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彷徨いアリス