ただ単純に、どうしてそこの道に行ってしまったのかという悲しさ。
世の中にはつらい過去を持つ人はたくさんいる。
それでも現実を受け止め、よりよい未来を作るための
努力を惜しまなかった人だっているんだ。
彼は病気知らずの恵まれた身体、高いカリスマ性を持ちながら
自ら悪い道へと落ちてしまった。
それを良い方向に向けていたら彼が殺してきた人よりも
たくさんの人を救えたかもしれない。
ザンザスの指からリングが抜けたころ合いを見計らってか
チェルベッロの二人がザンザスに駆け寄った。
「貴方にリングが適正か……協議する必要があります」
よかった。キチンと審査してくれるんだと安心したのも束の間
ザンザスが叶わないなら叶えるまでだ、とトンデモナイ言葉を吐いた。
「むっ…無理やりすぎる」
しかしヴァリアー側はそうは思っていないらしい。
ベルやマーモンがザンザスを庇うように武器を構える。
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彷徨いアリス