しかしザンザスだけは地獄に叩き落としてやると叫ぶ。
倒れながらも放つその恐ろしい殺気や執念にビビった。

「リングの秘密を知っていたら……ザンザスは
ボスの座をあきらめていたと思うか?」

モニターから出るザンザスの声を聞きながらスクアーロが呟いた。
その表情はうつむいて見えなかったけれど、なんだか少し哀愁を含んでいた。

「どうかな…」
ディーノもどう答えていいのか分からずにうつむく。

「私は……諦めなかったと思います」

スクアーロがハッと視線をこちらに向けた。

「あれだけボスへの執着があるんだったら
きっとルールなんか変えてでも……ボスになろうと
あがいたと……思います」

その結果がボスになれるかは分からないけれど。



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彷徨いアリス