そもそも、なぜ初代ボンゴレがこのような制約的な遺言を残したのか?
それはリボーンの中で長年の疑問だった。
マフィアなんだ、自分の愛人が何人いても許される世界だ。

しかし、これがある一定の血筋の話なら違う。
ボンゴレのいうように、強引に娶ってでも
その血をボンゴレの親族に取り込むべきだ。

ボンゴレのボスは今まで血筋を重んじてきた。
ザンザスが命をかけて起こしたクーデターですら
ひっくり返すことの出来ないほど強力な血。

「つ……つまり、世界の守護者と結婚して
子供を産めばまたいずれ世界の守護者が誕生する……」

「そうだゾ。そうすれば実質半永久的に
世界の守護者の囲い込みに成功する」

「しょ…初代ボンゴレの人はそれも知ってて
そんな遺言を残したんですかね?」

「恐らくな。世界の守護者本人から聞いたのか
それとも、どこからか手に入れた情報なのかは知らねぇが。
そして、この遺言はマフィアの間でも知られていて
他のマフィアからも狙われるんだゾ」



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彷徨いアリス