考え事をしながら歩いているので
前方の人影に気づかずぶつかってしまった。
「すみませっ……あ!?」
こういう時の偶然って、誰かが私の人生を操作してるのかって思うよね。
今まさに目の前に買い物袋を抱えたキョトン顔の美少女こそ
どうしているのか気になっていた人物。
「くくくっクロームちゃん!?え、なっなんでここにっ
じゃ、じゃなくて……心配してたんですよ!!」
「あ、美緒……さんだっけ?」
なんで心配と聞かれたので、人が往来する商店街のど真ん中ではアレなので
とりあえず、近くのフリースペースに置かれたベンチまで行って腰掛ける。
「あ、荷物重そうだから隣においても良いですよ」
「ありがとう」
小さくはにかみながら、大きな袋を丁寧に座ったベンチの
開いているスペースに少女は置いた。
こんなに沢山なんだろうとのぞけば、大量のお菓子の山。
こんなに細いのに、お菓子いっぱい食べるんだなぁと関心しつつ
ハッと思い出したように我に返って少女に詰め寄る。
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彷徨いアリス