「そういえば、三人は一緒に住んでいるんですか?」
一軒家やアパートにでも暮らしているのかと考えていたが
黒曜ランドで暮らしてると帰ってきて驚いた。
「そっそれは……暮らしているというより
エブリデイ肝試しでは……?」
黒曜ランドって前も行ったけど廃墟になってるとこだよね……。
あんなところで暮らせるんだろうか?
いっいや、まぁ雨風はしのげるだろうけど
防寒具どころか寝具もろくにないだろうし
そもそも料理とかどうやっ……あ。
先ほどの紙袋が目に入る。
「あの……まさかだと思うんだけどさ
そのお菓子の山が三人のご飯ってことない…よね?」
少女は紙袋に視線をおとして、あぁと納得した声をあげ
可愛らしくまっすぐな瞳でうなずいた。
ショックが走るとはこのことだろう。
成長盛りの少年少女が不摂生極まりない食生活かつ
ほとんど休めない廃墟暮らしかと思うと眩暈がする。
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彷徨いアリス