「それで連れてきたびょん?」
ケンの冷ややかな視線を受けながら、あの後商店街で買った
大量の缶詰とレトルト食品を持参しクロームと共に黒曜ランドに向かった私。
「うっ……気にしない気にしない」
真後ろからガンつけられるのにビクビクしつつも
どこかで聞いた受け売りの食育を
懇々と
説いていく。
「三人とも成長期なんだから、お菓子はおやつならいいですけど
あんまりご飯代わりにしないでください!!
と言っても……廃墟だから調理できないと思うんで
火を使わずにそのまま食べれるレトルト食品を今日は持ってきました」
流石にそのまま缶詰や袋からダイレクトに食べろとは言えないので
一緒に購入した紙皿に割りばしで三等分にのせていく。
「ご飯は主食となるお米…がないのでパンにしました。
他に食事には主菜と副菜があるといいので
今回はサバ缶とカットサラダも用意しました!!
後は、あったかい汁物も欲しいかなと思ったので
自販機で買ったコーンポタージュもどうぞ」
盛り付けが完成していくと先ほどまでガンつけていたケンも
流石にお腹がすいていたのかおとなしく床に座って食べ始めた。
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彷徨いアリス