「あ〜、あったと思うんでそろそろ家に帰って勉強しなきゃなぁ〜」

「君、さっきまで勉強する気ないように見えたんだけど?」

さきほどの学校滅びろ発言を蒸し返され、顔に熱が集まる。

「あっあれはっじょっ…ジョークじゃないですかぁ〜!!」

どもりながら答える少女にふーんと雲雀は相槌あいづちを打ちつつ
思ってもみなかった爆弾発言を投下してきた。

「君………前回のテストで理数系全部10点台だったよね?」

ヒッと息をのむ。なっ……なんで私ですらも
記憶のかなたへと追いやっていたテストの点数を知っているんだ。

思い起こせば以前もうちの学校に平気で出入りしていた少年。
しかし廊下とかに張り出されるわけでもない個人的なテストの点数すら
把握はあくされているとなると……ますます並盛に私の逃げ場はない。

フリーズして数秒……ハッとする。
この流れはまずい。相手に主導権が行っている。
なんとか無理やりにでも逃げなければ!!

「そうだった!!思い出しましたァ〜!!」

なおさら早く帰って勉強しなきゃーと無理やり腕を払って
速足で逃げ帰ろうと回れ右をした瞬間。

また腕を引っ張られて、前のめりにこけそうになる。



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彷徨いアリス