案の定ツナがクロームに視線をとめ、帰りは大丈夫かと訪ねた。
一人でも大丈夫と真顔の彼女に少年が慌てて首をふる。

「ダメだよこんな時間から女の子が一人で!!」

私もツナの言葉にうんうんうなずいた。

「俺が送ろうか?」

山本の言葉に、クロームも驚きつつ軽く頭を下げる。

「でも、山本の家が一番黒曜ランドから遠いんじゃ?」

「大丈夫だって!!最近運動できてねぇから
帰りは走って帰るからよ」

確かに運動神経抜群の足なら帰りでも15分程度で帰れるだろう。
獄寺でもツナでもよかったが、先に名乗り出てくれたので彼に任せることにする。

「じゃあ俺と獄寺くんで美緒を…」

ツナの言葉を遮るように少年が立ち上がる。

「僕が送ってく」



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彷徨いアリス