目を開ければ心配そうなツナ達に囲まれて安堵した。

「ランボ君がごめんね!!」

土下座しそうな勢いで謝るツナにいいよと眉を下げながら笑う。
私もある意味で貴重な体験が出来たしと思い出して赤くなりそうになるので
慌てて振り払う。

「そういえば、10年後の私がここに来てなかった?」

ツナに問いかければ、あっと声をあげた後に
真っ赤な顔になり、来てたけど雲雀さんがと慌てて濁された。

「え、雲雀さんに何かされてたの!?」

10年後の熱烈な愛を囁く彼を思い出せば
興味もあるし、少しどうなるか分からない恐怖もある。

「いやいや、雲雀さんはむしろ助けてくれたというか」

あーとにかく戻ってきてよかったとこれ以上は聴いて欲しくなさそうな雰囲気だったので
とりあえず、戻ってこれたことに感謝することにした。

そういえばその雲雀さんはとグルグルあたりを見渡していると
慌てて戻ってきた雲雀さんにガバッと抱きしめられて悶絶した。
今日はロマンスが多すぎて体が持ちそうにないと薄れゆく意識の中で
ロマンスの神様を呪いまくった。



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彷徨いアリス