「ボスがわざわざ送迎なんてすみません……きっと忙しいですよね」

「と、思うだろ?俺はまだボスになりたてってこともあってな
たいていの仕事は今までの部下がこなしてくれてるんだ。
俺がするのは重要な任務の確認とか後はファミリーの顔として外交くらいだな。
今はボンゴレみたいな同盟組んでいるファミリーや傘下のファミリーなんかの
助っ人で周りからの信頼とか、経験を積んでるんだ」

誰もがすぐボスを認めるわけじゃねぇからなとディーノさんは涼しい顔でいうが
きっと大変だったんだろうなと子供の私でもわかる。
でも、彼はあんまり愚痴とか不満をこぼさなさそうなタイプだけど。

「それに今回は俺から希望したんだぜ♪」

「ディーノさんから?」

私がイタリアに来ることが決まって案内役兼護衛をつけることになったらしく
その中でもボンゴレ上層部は今回のイタリア留学をなるべくつつがなくすませたいらしい。
簡潔に言えばここで初のイタリアがトラウマになってもう来ないと言われる危険性とか
あわよくばこのまま気に入ってとどまってくれることに期待しているとか。

いやいや、日本での生活もあるんだからと少し面食らったが
それでもディーノからは中学や高校を卒業後に移住するプランや、もしくは自分のように
ひんぱんに日本と行き来するのもありじゃないかと提案された。

そのためにも、私がイタリアに到着した時に全く初対面の相手よりは
ある程度面識があり、日本語もしくは英語がネイティブ並みに話せる人が推奨すいしょうされており
その中でも、ツナのお父さんやリボーン君が一番有力だったらしい。



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彷徨いアリス