「ツナのお父さんやリボーン君は今回忙しかったんですね」
ディーノさんが来たということは、この二人は空いてなかったんだなと納得していると
いや、あの二人も案内したがってたぜとにこやかな笑みで返されて戸惑った。
「しかもシャマルもどこから聞きつけたのか案内したいとか言い出してさ
あいつだとどこに案内されるかたまったもんじゃねぇって俺が名乗り出たんだよ」
シャマルさん……そんなに信用されていないんですかというツッコミを飲み込む。
「そういえば、この車ってどこに向かってるんですか?」
イタリアに着いたら案内してもらえとリボーン君に言われて以降
何も情報を貰っていないので不安になる。
ディーノはとりあえず、ボンゴレのローマ支部に行くつもりだと返ってきた。
ちなみに、私の親には幻術付きでイタリアに2週間留学とだけ伝えているので
どこかでまるで留学中のような写真を1枚でも残さなければとディーノに頼むと
せっかく来たんだから観光もしようぜとノリノリだったので
マフィア漬け監禁生活じゃなくて心底ほっとした。
普通は急に娘がイタリアに行くと言い出したらビックリするし、大反対だろうが
幻術のおかげで前から学校のカリキュラムで決まっていたという刷り込みをしている。
費用も特別に学校側が出すと思いこんでいるので、お小遣いだけ1万円ほど貰った。
イタリアでは使用通貨がユーロなのでヨーロッパ圏に行く練習として
空港の銀行で戸惑いながらもユーロと交換してきた。
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彷徨いアリス