「チッ。――まぁ確かにこいつどう見ても一般人っぽいしな。
おい美緒とか言ったな。いい加減骸のこと吐かねぇと一般人でも容赦ようしゃしねぇぞ」

「ひっ!!――わ、分かりました。で、ですがちかって下さい!!
もう二度とあんな怖い目には会いたくないんです!!」

胸の前で握りしめたこぶしをほどいて、強調するかのように真剣に机に手をついて懇願こんがんするも
そんな私の姿にリボーンは悪魔のような発言で私を地獄じごくにたたき落とした。

「――それは無理だゾ♪お前が望むも望まないも、もう運命は動き出しちまったんだ。
腹をくくって、大人しくボンゴレに入ることだナ♪」

そんなリボーンの思ってもみなかった言葉に今日一番の絶叫ぜっきょうしたのは
私だけじゃなくて少年達3人も同時だった。


………
……

そこから叫んだ私たちに嫌悪感けんおかんしめしだした客達の反応で我に返り
なぜかあれよあれよとツナの家にお邪魔じゃますることになった私達。

ツナのお母さんはとても美人な方ですごく若くて並ぶとまるで姉弟のようだと関心したら
気をよくしたのか、それとも私のような子でも女の子が来てくれた事に感激かんげきしたのか
美味しいお菓子とお茶まで用意してくれただけでなく、見ず知らずの私をすんなり家にあげてくれた。

お茶を飲んで一息つく。
ファミレスの続きの話をした。皆……特にいきなり巻き込まれたという生い立ちに共感したのか
ツナは一番真剣に聞いてくれて、他の二人……特に獄寺もだんだんと巻き込まれただけだった真相に気づいて
さっきまでの攻撃こうげき的な様子を反省し、居たたまれない様子で頭を下げた。

「すまねぇな。てっきり俺はどっかのマフィアのやつかと思っちまった」

「そ、そんな……。こんな戦闘力せんとうりょく0なやつがマフィアだなんてありえないですよ!!
それに私まだ子供ですし……あ、でも皆もボンゴレ?っていう組織そしきの一員なんだよね」

ちらっと視線をあげて3人と赤ん坊を伺うも、どう見てもどこにでもいる男子生徒と
乳幼児のまだ子供って感じでいまだに実感がわかない。



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彷徨いアリス