「それは本当か?」

「えっ……うん。なんか分からないけどそういえば瞳に文字があったような。
でもなんかよく分からずに困ったのを覚えてる」

この言葉が決定打(けっていだ)となったのか、リボーンは静かに頷(うなず)いた。

「やはりほぼ確実に美緒は世界の守護者で間違いねぇな」
「いや……でも、私ホントに何も力なんて………」

困惑(こんわく)する少女をリボーンはつかむと力強い言葉で少女の言葉を遮った。

「このままだと危ねぇ……今からボンゴレ本部(ほんぶ)に来てもらうゾ♪」

「え……」
それって、悪の総本山(そうほんざん)じゃね?と思ったのもつかの間。
リボーンの言葉に続くように、獄寺も何か思い詰めた様子で頭をさげた。

「頼む。このままだとお前も……いや、俺たちもあぶねぇ」

私は今日何度目かの目眩(めまい)を覚えた。

………
……
…

あの後、夜も遅(おそ)いこともありなぜか3人を従(したが)えて家に帰った私。
恐らく監視(かんし)目的もあるのだろうかとちらっと3人を伺うも
さきほどの言葉に相当思い詰めたのか、それとも私に気を遣っているのか
あの山本でさえも終始無言を貫(つらぬ)いていた。

ただ一言「さよなら」と「おやすみ」だけ告げて私達は別れ
強引に交換したLINEの通知でリボーンから(どうやって打ったのか不明だが)
どうにか理由をつけてとりあえず家を出て欲しいというメッセージだけ受け取ったのを見て
色々なことがありすぎて追いつかない脳が充電切れとでも言わんばかりに
私はベッドにそのまま倒れ込んで朝まで眠った。



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彷徨いアリス