名義(口実)だけ取り付けたかったんだけど
勘違いしているらしかったので
慌ててつけたそうとすると、電話越しに慌てたような
焦る声が聞こえて来た。
『あっ、やばい…もう朝の
配達の時間だ!!
――ごめん、これからちょっとバイトあるからまた後で連絡する』
「あっ、うん。こっちこそ急にごめんね!!…バイトがんばって」
言えないまま会話終了してしまう不安を抱えたまま、
川平のおじさんにどやされるとかなんとか
叫ぶヤン君が電話を切るのをぼうっとした思考で聞いていた。
うーん、どうしよう。とりあえず後でしっかりと誤解解かなきゃ。
あ、そうだ。リボーン君にLINEしようと思い立ちLINEを起動させた瞬間
ちょうどタイミングよくあちらからメッセージがきた。
『すまねぇ、作戦変更だゾ』
え、どういうこと?
リボーンから届いた内容を読み解くと、そのまま本部に行くのがなんか
危ないということになったらしい。(この時点で恐怖に震える私)
危ないというワードだけで豚の丸焼きのように
炙られる私の図とかが脳内に浮かんできて
戦慄した。
かと言って、このまま家に居るのはあまりオススメ出来ないらしく
しばらくはリボーンの目の届く範囲内で生活してもらい機を待って本部に行きたいらしい。
その際はまっすぐ本部へ行くのではなく、安全のためにどこかを
経由してから向かうとのこと。
さっそくこの時点で震えてた私はイミフ、と思考停止し
その後のビザやあちらでの生活やらは
保証するという文にホントにしばらく思考がおいつかなかった。
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彷徨いアリス