「僕の言葉に異論はないよね?」

少女は思わずヒッと息をのんで、真っ赤な顔で頭を縦にブンブン振って肯定した。

「おっおっ仰るとおりでございまする」

「フッ……次、そんな自虐的なこと言ったら咬み殺すからね」

バイバイ、と気まぐれな黒猫のように雲雀さんは去っていった。
残された私は機械がオーバーヒートしたかのように顔から煙を出して
その場にしゃがみこんで顔をおおうしかなかった。

朝からなんだ、あの気まぐれなテロリストめ!!
まるでマラソン大会の後みたい、と運動不足な私からしたら
久々にハートがバクバクと脈打って苦しくて、しばらくは腰が抜けたような状態で立てなかった。

………
……


「はぁ……やっぱり居候いそうろうなんて無理があったのかも」

現在は並盛の商店街近くまできている。
あのまま雲雀さんの家に居ても良かったんだけど、なんだか広いし静かすぎて落ち着かないしで
普段どうせ家から出る機会も少ないので、ここぞとばかりの街の散策さんさくに出てみた。

!!!!



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彷徨いアリス