幼なじみたちの後日談
キーンコーンカーンコーン
「あーあ、予鈴鳴っちゃった。切原の奴また遅刻だな〜って、あれ、苗字さんは?」
「さあ。朝から見てねーけど」
「あらま!めずらしーね、おやすみかな〜」
「っしゃあ!ギリセーッフ!」
「お?切原じゃん!今日は遅刻せずに来れたんだ〜」
「私が叩き起こして来たからね!」
「へ〜そうなんだ!……えっ?」
「いい加減1人で起きれるようになってるかと思えば…永遠の眠りにつきたいのかね。」
「うっせーな、今日は目覚まし時計の調子悪かったんだよ」
「あの目覚まし時計音ちっさすぎなだけだろ!なに川のせせらぎって!赤也みたいなタイプはマキシマムザホルモンくらいうるさくないと起きれないよ!」
「余計なお世話だし!マキシマムなんとかがなんなのか知らねーし!」
「私みたいに目覚まし時計10個セットしとけば寝坊なんか」
「どんだけ持ってんだよ目覚まし時計!バカみたいに近所迷惑じゃん!」
「………どうしちゃったの、この2人。いきなりめっちゃ仲良いじゃん」
「怖っ…」
・
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Wednesday
桑原「おっ、もう来てたのか」
「来てました!けど桑原先輩、部活の朝練があるのでは」
桑原「ああ、ちょっと抜けてきた。こいつらの様子も気になるからな」
「そうですか!じゃあ、はいどうぞ!」
桑原「えっ?…俺が餌やりしても構わないのか?」
「もちろん!メリーもサリーもお腹ペコペコですよ、ささっ!」
桑原「お、おう。ほ〜ら、朝メシだぞお前ら。ははっ、慌てるな慌てるな」
「(幸せそ〜)」
・・・
「お疲れ様でした桑原先輩、また午後のほうもお願いしますね!」
桑原「おう、お疲れ。じゃあ朝練に戻るな」
「はーい!」
・・・
「よしと。じゃあメリーちゃんサリーちゃん、またあとでね!」
「メェ」
「ん、おや?こんなところにテニスボール……あ〜、桑原先輩が落としてったんだ。ありがと、届けて来るね!」
「メ〜」
・
・
・
テニスコート 〜フェンス越し〜
「桑原先輩、桑原先輩…いた!トレードマークのあんぱんヘッドで一発だよ!桑原せんぱー」
丸井「へ〜、そのあんぱんヘッドのジャッカルになんか用?」
「やべっ、聞こえてた……」
丸井「そんだけデケェ声出してりゃ聞こえるっての。で?」
「はい、実はこのボール」
桑原「ん?苗字じゃねぇか。どうした?」
「あ、桑原先輩!これね、小屋の中に落としてってたみたいなので届けにきました!」
桑原「マジか。わざわざ悪いな」
「いえ!えっと、どうやって渡そう…ようし、フェンスの間にねじ込んで」
桑原「やめろやめろ、ボールがハマって取れなくなったりしたらどうする…そっち取りに行くから待ってな。」
「あ、はい!」
・・・
丸井「そーいやヤギの飼育がどうとかって言って抜けてたな。お前、生物委員?」
「そうです!見た事あります?うちの学校のメリーとサリー」
丸井「あいにく見たことねーな。ヤギがいるって事は知ってっけど」
「あらら、それは残念ですね。とっても可愛いんですよ!ご飯も手から食べてくれますし!」
丸井「ふ〜ん?ま、気が向いたら見に行こっかな!」
「それはもう、ぜひ!」
赤也「ちょっ、名前、何やってんの?」
「あれ?なんで赤也がそこにいるの?まるでテニス部の人みたいな格好までして」
赤也「いや、俺テニス部だし」
「えー!?テニスできたのー!?」
赤也「ウザ!今初めて知ったみたいなリアクションすんな!」
丸井「なに、お前ら知り合い?」
赤也「そっスけど、ところで丸井先輩はこいつとは…」
「そちらの髪の色調子乗ってる方とはさっきお話したばっかだよ赤也」
丸井「初対面の相手に容赦ねーな…」
赤也「なーんだ!て事は名前、俺のこと見に」
「ちっとも」
赤也「即答すんじゃねーよ」
桑原「苗字、ボールは?」
「あ、桑原先輩!はい、どうぞ!わざわざありがとうございます!」
桑原「いや、俺の方こそわざわざありがとな」
「いえ!朝練頑張ってくださいね!」
桑原「おう」
・・・
赤也「え?なに、お前ジャッカル先輩とどんな関係?」
「えっとね、同じ委員会の先輩」
赤也「なんだ委員会の…いや、てかさっきのボールの手渡しどういう意味だよ」
「では、時間がある時にでもメリーとサリー見に行ってあげてくださいね!」
丸井「おう、いーぜ」
「失礼しまっす!」
赤也「ちょっ、まて!絶対なんか意味あっただろさっきのボールの手渡し!おいい!」
・・・
丸井「俺ならまだしも、ジャッカル相手に嫉妬するとか相当の末期だぜ…」
桑原「失礼だなお前。」
end☆
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わらびもち