愛されいとこ編
─電話中─
『今月はおにぎりせんべいの他にもぎょーさん送っといたから。ちゃんと受け取ってや?再配達とか無駄なことさせたあかんで。』
「せえへんよ。配達の人と仲ええからな!私がいつ帰ってくるとかちゃんと把握してくれてるから、絶対在宅時間に来てくれんねん。ええやろ。」
『めっちゃ親友やん。ついでに聞くけどそれ、若い兄ちゃんちゃうやろな?』
「おっちゃん。いらん心配しやんとって。」
『そらするやろ名前かわええねんから。俺の知らん間に変な男と付き合うたりしてへんか?姉貴と俺と友香里が認めた相手やないと許さんでほんま。』
「恒例行事入りました〜!それは重々わかってるよ。またできたら紹介しに向かわせていただきます。」
『別に彼氏作らん方向でもええけどな。万が一に…またって言うた今!?彼氏おったんか!』
「あっいや、今回のは、ノーカン」
『いや付き合っとったんはええわこの際。別れた原因はなんや!?まさか浮気されたとか、ちゃうな、我が家の天使に限ってそれはないわ。なんか嫌なことされたんやな、そうやな。』
「もう解決したから、心配せんでええって」
『あー…やっとわかったわ、この間電話した時ちょっと元気なかったん絶対そいつのせいやろ。あん時友香里たちとめっちゃ心配しとってんで。』
「ごめんなさい…でもほんまに大丈夫やねん。親切な人に助けてもらったから。あのセンスないストラップも処分してもろたし…大丈夫。心配してくれてありがとう。」
『名前……名前が大丈夫でも俺が無理やわ。ちょっと姉貴たちと元カレ懲らしめよう会議するから一旦電話切るな。』
「ちょま。もしもし、もしもし?えっ!ゾウちゃーーーん!!!」
どうでもいいが、名前は白石蔵ノ介の"蔵"をひとひねりして
"蔵"と音読みしている。
愛されいとこ編 end.
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わらびもち