バーニングパワー 

優雅なコーヒータイムを終え、しばしバーニング鑑賞していた名前。
のちのち休憩を挟んでいたタカさんに声をかけると、大慌てになってテニスコートから出てきてくれた。

フェンス越しでも会話はできるのに、わざわざこちらに来てくれるところが好きポイント。


「タカさん朝練楽しそうだね!生き生きしてる!」

タカ「そ、そう見えた?なんだか恥ずかしいな……えっと、あのさ名前ちゃん。今日、良かったら」

菊丸「ヒュー!朝からお熱いね〜お2人さん!」

「ちょっと、怒りますよ茶化丸先輩!」

菊丸「ええっ!?ちゃかまる!?」

大石「英二が茶化したりするから茶化丸なんじゃないか?」

菊丸「ちょっと大石!真剣に分析しなくていーから!」

「で、良かったらなんです?」

タカ「あ、その…やっぱり何でもない!」


タカさんは人前だと恥ずかしがって何も言わなくなってしまう。
そういうところも可愛いと思っている名前だが、やはり言いかけていたことを言ってもらえないのは辛い事。

よって茶化しに来た茶化丸を恨みのこもった目でじとりと睨む名前であったが、なんと全ての元凶、茶化丸がベリーナイスな行動を起こした。


菊丸「ほいタカさん、ラケット!」


そう言ってタカさんの右手にラケットを握らせた菊丸。
あとはお察しの通り。


タカ「バーニィィング!今日のランチはトゥギャザーしようぜ、ハニー!」

「あ、はい!喜んで!」

大石「ははっ、流石タカさんだなぁ」

菊丸「うんうんっ!ラケット持つと大胆になっちゃうもんね〜!」

タカ「バーニング!ハグしようぜハニー!」

「ええ?もう…仕方ないですね〜」


どさくさに紛れて名前を抱きしめるタカさん。
露骨にイチャイチャし始めた2人に、菊丸、大石、その他ギャラリーを含め、ほぼ全員がイラッとした。

彼女のいないテニス部員達の反感を買う前に、そろそろイチャイチャはよした方がいいのだが


タカ「ついでにキッスだベイベー!」

「「タカさん!?」」


ラケットパワーオンのタカさんの暴走は、止まることを知らないのだ。


「い、今ここで?でもみんなが見て」

タカ「問題ナッシーング!カモンベイベー!」

菊丸「ちょっ、タカさんストーップ!!」

タカ「あっ」


暴走しまくるタカさんの手から素早くラケットを取り上げた菊丸。
おかげで正気に戻ったタカさんは、顔を真っ赤〜にしながら膝をついてしまった。


菊丸「バーニングってるタカさん大胆っていうか、ただの欲の塊じゃん!?」

大石「タカさん、いくらバーニング状態だからって、人がいる前ではそれなりの理性を保たないと…」

タカ「うっ…いっそ生き埋めしてくれ…!」


加減を知らないバーニングなタカさんと、それを後悔するいつもの控えめなタカさんを、今日も可愛く思う名前であった。
end🍣

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わらびもち

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