薄氷
08
「えー!名前ちゃんが僕に⁈」
ムフフン、誇らしげに胸を張る名前が犬にしか見えない。ネコ科だろと突っ込みたい思いを押し殺して桃太郎はその場にいた。
「このブローチが、白澤さんの命を救うときが楽しみですっ」
「えっ、壊さないように大切にするよ!寧ろ身を呈して守る」
「だ、ダメですよ、それじゃ意味が…」
大切そうに抱え込む白澤に、自分の意図とは反対に物事が進む名前はなんとかそれを阻止しようとするが白澤は言うことを聞かない。
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