赤犬さんちのテレパス娘



「ちちー!変質者いるー!」
「またか……ちょっとまっちょれ」
これは、海軍本部で繰り広げられるヘンテコな家族のお話である。
別名「ロリコンホイホイアーニャ成り代わりとその義理の父親であるサカズキとロリコン(?)たち」
ネタです。まじでネタ。
要望があれば本編を書こうかな、レベルのお話です。

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海軍将校、赤犬ことサカズキには歳の離れた娘がいる。
といっても、義理の娘であるのだが。その証拠に義娘はサカズキとは全く似ていない。周りからは目を瞬かせて言いにくそうに「その子ですか?何かの間違いじゃ」と聞かれる始末だ。それに関しては甚だ心外だと思っているしそう言った疑いをかけられることに対して怒鳴りつけてやろうかとすら思ったのだが、少し心配そうにこちらを伺う義娘の前でいつもの調子で怒鳴りつけるのは流石に憚られた。まあ、言いたくなる気持ちもわかるのだが。
正義を旗に掲げる海軍の将校にまで登り詰めているのだから正義に燃える男ではあるのだが、よくいうテンプレートな「怖いおじさん」の姿をしているサカズキは、その人相の厳しさから裏家業に属する人間のように見えることも多い。子供からは怖がられることが多いし、海軍の服を着ていなければどこかよそよそしく避けられることも一度や二度ではないのだ。サカズキ自身はたとえどんな顔をしてようが自分の掲げる正義を為すのには何も関係ないとあまり気に留めてはいないが。
対して義娘は、とんでもなく愛くるしい姿をしている。柔らかな絹糸のような髪ははらはらと降り積もる山桜を思わせる濃いピンクオパールで、何をしているわけでもないのにふわりと巻いたような質感があるそれを二つの頭飾りが強調している。透き通るような儚さを持った小さな白い顔。髪と同色のふさふさの睫毛に縁取られるのはくりくりしていて、ふと目を離したらこぼれ落ちてしまうのではないかと危惧してしまうような大きなエメラルドの瞳。滑らかで柔らかそうであるのに、どこか艶がある仄紅い唇。吸い込まれそうなほどの乳白色の肌は曇りひとつなく、まだ幼いとはいえ実年齢を疑ってしまうほどの小さな体躯は繊細で、しかもすぐさま手折れてしまいそうな美しい花のように線が細い。そのどれをとっても春の妖精を思わせるかわいらしさと、雪解けを危惧してしまうような繊細さが際立っていた。しかし、サカズキの服の袖を掴みきゅっとその花弁を思わせる唇を引き結んで後ろに隠れる姿はどこか蠱惑があり、如何にしてこの小さな妖精姫の目をこちらに向かせるかと躍起にさせるような中毒性のある蠱惑があった(もちろんそんな海軍にあるまじき性質の野郎は義娘をそんな汚らしい目で見られて怒り狂うサカズキがぶっ飛ばしている)。
ともかく穢れを知らない世界からやってきた、魅惑的で愛らしい妖精の国の姫君だと錯覚してしまうような魅力が義娘にはあった。またその本人に自覚がなく、本人自体の性格は察しのいいところはあれど好奇心旺盛で明るく弾ける星々のようなあどけなさのある少女ともいえない年頃の女の子であるのにもまた、不相応にも惹かれる存在が多い理由であり彼女の魅力である。その調子でいられると仕事に調子がつかないこともあるのだが、なんだかんだ言ってサカズキの言うことはよく聞いて一度言えば本を読んで待っているような娘であったし、何よりそのあどけなさに毒気を抜かれてしまうのだ。
つまり、サカズキがどうしても甘くなってしまう存在である義娘は、その柔らかくてしっかりとした光を持った太陽のような性質によりその年でさまざまな人間を惹きつけているということである。
海賊であろうと、海軍であろうと。その人を引き寄せてしまう明るさは美徳ではあるが、あまりにも、あんまりにも度がすぎていて。彼女自身はその察しの良さで逃げようとしたり、ぺこっと頭を下げて逃げてきたりしているようだが、一歩外に出たら変質者に攫われかねない。元々あまり美醜に頓着しないサカズキが思わず心配してしまうほどに、義娘にとっては危ない野郎どもが存在しているのである。
これが、サカズキの頭痛の種だ。
心配しすぎだと言ってくれるな。これにはちゃんと理由があって、というかそっちがほぼほぼの問題であった。
「ちちー!アーニャおしごとかんりょーしたー!」
「・・・・・・おん、偉いの」
「えへへへへ」
だって、義父であるサカズキが一言褒めるだけでどうしようもなく嬉しそうにほにゃりと笑み崩れる義娘、アーニャはまだ4歳である!
だから後ろで見つめているCP9の若造はさっさと帰ってほしい。切実に。
赤犬さんちのテレパス娘

というネタ。
一応時間軸は二年前のつもり。
スパイファミリーのアーニャ成り代わりがopの世界で厳しいけど優しい義父である赤犬(サカズキ)との海軍本部での穏やかで優しい日常(ロリコンを添えて)を過ごすお話です。優しいけど裏ではたくさんのロリコンと戦うサカズキと何も知らないアーニャ成り代わりのお話。
本編書くならあくまで家族愛の話にしたい。
「ちち!アーニャしょるいとどけてきた!」
「おん。変なやつはおらんかったか?」
「追いかけてくる奴いた。でもにげた。アーニャ偉い?」
「偉いの。ところでどんな特徴があったか教えてくれんか」
「んとね、なんかもふもふの、フラミンゴみたいなやつ!」
「おしわかった、ちょっとおつるさんのとこでまっちょれ。あとでわしも向かう」
「?おーきーどーきー!」
みたいな会話をよくしている家族の日々in海軍本部。
アーニャ成り代わりは父が大好きなので、良くいうことを聞くしテレパシーで父が何かしようとしてると「ちちのおてつだい!」と張り切っている。かわいいなぁと思いつつもでも心配だから動かないでほしいサカズキ。
色々と考えてるドフラミンゴに「おまえ、わるいやつ?」と真正面から聞いて気に入られる話とかサカズキのブラックリスト筆頭のCP9の男とかジンベエ親分と出会ってお話しして「おやびんわるいやつじゃない!ありがとます!」と懐く話とか。あと青雉がただアーニャ成り代わりと話してただけなのにロリコン認定されて土地を揺るがす大乱闘してアーニャ成り代わりに泣かれる話とか。
ちなみにジンベエ親分が魚人島出身だと知ったら「いってみたい!」とはしゃぐし親分は変なこと考えてないから余計に懐いてる、みたいな。
このアーニャ成り代わりはロリコンホイホイなのでよく引っかかる男が多い。

「ちち」
「どうした」
「えへへ、だいすき!ずっといっしょにいたい!」
「・・・・・・ほうか」

でも結局は義父サカズキとアーニャ成り代わりのほのぼのに落ち着く話。
誰か書いてくれないかなぁ!!!