鳳視点
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○○○


初めての恋をした。

名前は苗字名前

でも、その子にはもう好きな人がいるみたいで、いつも彼ばかりを見ている。

どうにかして自分の方に注意を引きたくて、休み時間になるたびにその子のいる教室まで行って彼女の意中の人に話しかけている。


その彼の名前は日吉若

同じテニス部の仲間でライバル。そして恋のライバルだ。


まあ、そう思っているのは俺だけみたいで、日吉は日々跡部部長に下剋上を果たすことばかりを考えていて俺の事なんか眼中にないみたいだ。

こんな様子だから苗字さんが自分を見続けているなんて気づく分けもなく、日吉は本を読んで必死に俺の話を無視している。

そして苗字さんはと言えば相変わらず日吉を見続けているんだ。

あ、これが世に言う三角関係というやつか。

頭の中でそんなことをぼんやりと考えた。

少しでも苗字さんの中に俺と言う存在を植え付けたくて、今日も俺は彼女の意中の人にどうでも良い話題ばかりを話に行くんだ。


早く

早く

俺に気付いて。


そうしてほら、君に話しかける勇気もない俺に笑いかけてよ。



end
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