スバルとセツナ卿の話。
世界と繋がることで現在の世界を見失って、オリエンスの内側に迷い込んでしまったスバルを世界に戻したのがセツナ卿。
この経験がトラウマで、スバルは眠るのが怖い。眠ることでまた世界を見失って戻って来れなくなるのではという恐怖がある。
オリエンスの内側で見た六億の繰り返しの中でいつも泣いていたセツナに惹かれ、「この人の涙を止めたい」と漠然と思うようになる。
綺麗な人だなぁ→いつも泣いてるな→触れたいのにこれは全部過去の世界だから触れられないや、を繰り返していた。
現実世界に戻ってきてスバルが最初にしたことは、セツナの頬に触れて「泣かないで」→「よかった、これでやっと、泣いてるのを止められる」のコンボだった罪作りなショタ。
スバルは知る由もないが、その際の行動や掌の温もりや笑い方がかつて人間だった頃に側にいた恋人と重なり、消えかけていた人間の心が消えずに残った。
セツナ卿は、スバルがかつての恋人に似ていることから惹かれることになる。ルシになって消えかけていた人間の心が貴方を愛してしまった、貴方に愛される心地良さを知ってしまった。
スバルは、綺麗な人だなぁから始まって、この人の涙を止めたい、もう君をひとりにしない、君が笑ってくれる世界をつくる、君のために、君のため、がぐるぐる回ってどんどん愛情がバグっていく。
お互い、お互いのことしか考えていない。自分のことは考えない。実は似た者同士。
大事にしたいが募りすぎてキスから先に進めない。
対セツナ卿に関してはスバルはただの純情少年。