09/01
(実は
これの続き)
「ありがとうございました!!」
今年の夏がおわった。
あー、もー…こんなに早く引退するつもりなかったのに…
まさか、県内でも上位校といきなり当たるとは…って、ここで勝ってたらあとは楽だったのにね。
「みんな、お疲れさまー」
「いつまでもしょげないの!また来年リベンジよ!」
「でもっセンパイは今年が最後なのに…」
「今さら結果にぐじぐじ言わない!今年はわたしらの力不足だったのよ」
「そんなことないですっ」
「うちらが!」
「だからね、来年は勝ってほしいなーって」
「だからって変に気負いしないでよ?」
「みんなの力で、みんならしく、来年こそ優勝狙っていこー」
気負わないなんて無理だろうけど、そんなのあたし達だってそうだった。そのなかでどうやってあたし達らしくやるかだった。
「私は、みんなとここまで来れてよかった」
「わたしは、欲を言うなら優勝したかったけど、悔いはない!」
気負わせない引退。
簡単なようで難しい。それをこの二人は簡単にやっちゃうんだもんなぁ…
「ほら、あとはあんただけよ」
『へ?ああ』
えーと、なに言えば一番いいのかな…
『あたしは、楽しんで優勝できるチームになってほしいと思う』
「ちょっとなに言ってんのよっ」
『え?じゃあ…あたしはみんなとやれて楽しかった』
「#name1#ー…」
だって言いたいことなんてみんなと同じことだし、あたしなんかが言わなくてもいいじゃん?
「センパイ」
『ん?』
「私、センパイみたいになれるように頑張ります」
『うん。頑張って』
こんなあたしでも、誰かの目標になれるんだなぁ…
『じゃあ先帰るわー』
「お疲れー」
「新学期に!」