───結局のところ。
進んだ道は行き止まりで、私達は仕方なくリナさん達と別れた分岐点まで引き返す事になった。
そして戻ってみると、そこには既にリナさん達の姿が。
「あ、ユウさんっ!」
「ってどうしたのよ、その格好!?」
「ずぶ濡れじゃないか!」
手持ちぶさたにしていた彼女達に問われ、私はぱたぱたと手を振りながら答えた。
「あー、気にしないで下さい」
「って、気にするわよ普通」
「気にするなって言う方が無理ですよね」
心配そうにこちらを窺う彼女たちに、さらっと言われてしまい、私は苦笑しながら答える。
「ちょっと大掛かりな罠に掛かっただけですので」
「大掛かりって大丈夫だったのっ!?」
「えぇ、突発的に大量の水が押し寄せる罠だったんですが、直ぐに水が引くように設計されてたみたいで」
その前に掛かった罠も危険なものでは無かった事を考えると、危害を加えるために設置されたものではない様に思う。
では何故そんな悪戯めいた罠があったのか……?
お宝を守るためでは無いとすると、その理由は?
その事に考えを巡らせていると、リナさんに通路の先の事を確認をされた。
「こっちは特に何もなかったんだけど、ユウ達のところは?」
「こちらもただの行き止まりでした」
「と、いう事はアメリア達の通路が一番怪しいわね」
「何かあったんですか?」
その言葉に、私は首を傾げながらアメリアさん達を見る。
すると彼女たちはこくんと頷き、
「竜神の壁画があったんですけど……」
「一般的な仕掛けじゃなさそうでな、一旦戻ってきたという訳だ」
………壁画?
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