月島 予定外の恋


私は少女マンガが好きだ。
白馬に乗ってそうな王子様、子犬みたいな目で甘えてくるかわいい系男子、俺様男、儚げな男の子
それぞれ味があって私の心をキュンキュンさせる。
私だけの王子様がいつか現れたら

…なーんて、夢の夢でした、神様。



授業終わりの学生たちで賑わう時間帯。
人が行き交うど真ん中で、何も障害物の無い平坦な道で転んだ私は恥ずかしくて身動きが取れずにいた。その間にも通り過ぎる人達の視線が突き刺さる。まるで時間が止まったような、いや、むしろ止まっていてほしい。

「ださ…」

「早く起き上った方がいいんじゃない。」

「言わないとわからないの」

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