ギーヴ 悪い男に恋


あなたは生理的に受け付けません。

昨日からこの言葉が頭の中でぐるぐる回っている。

「あぁ〜ありえない!」

落とした女は数しれず。俺が声を掛ければ振り向き、手を握れば頬を赤らめる、女とはそういう生き物だと思っていた。
だからいつもそうするようにその女にも誘いかけた。が、返ってきたのは最大限の拒絶。

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入社後の配属先で私に、ギーヴという指導係がついた。チャラそうな見た目、そして見た目通りに仕事でもせこい真似をしては楽をするお調子者。だけど、仕事の質は高くて、よく気が回るので営業成績も良かった。
何かと私にも良くしてくれるのであれよこれよという間に私は恋に落ちた。

ただ、このギーヴという男、とんでもない女たらしだった。すれ違う女にはもれなく声をかけ、仕事中だろうが上司の目を盗んでは女達に連絡をとった。そして、定時で退社しては毎日違う女と夜の街に消えていく。
とんでもないこの男運の悪さに私は心底落ち込んだ。

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