おきにいりのあの子
「おっ、俺ら3組」
『また一緒?結局貴大とは3年間一緒だったね〜』
「なに、嫌なの?」
『嫌じゃないですー また1年よろしくね!
あ、及川たちは?』
「ん〜、俺は…あっ 6組だ
名前ちゃんとは最後まで一緒になれず か…」
最後くらい一緒が良かったよ〜と騒ぐ及川、
その隣では松川と岩泉がクラスを確認している。
「俺1組だわ、岩泉は5組か」
「おー ばらっばらだな、一緒なのは花巻と名前だけか」
「マッキーずるい!!」
『どーせ部活で会うんだからいいじゃん』
「名前ちゃんドライ!!」
1年の時から同じクラスの花巻貴大、
2年に上がる時に仲の良かった友達とは見事にクラスが離れてしまった。
すでにグループができている女子たちの中に入って行くのはなかなか至難の技で
去年同じクラスで部活も同じ花巻とよく話すようになった。
いつのまにかお互いのことを名前で呼ぶようにもなり
気が付けばお弁当の時間以外のほとんどを
貴大と過ごすようになった。
3年生になっても貴大と同じクラスで
仲の良い友達とは相変わらずクラスは離れてしまったけれど
貴大がいるなら楽しい1年になりそうだなと
少しワクワクした。