03
「あ、もしもし」
《おー、どうした?》
「いや色々お願いがあって…ていうかお兄ちゃんてどこに住んでるの?」
《お前今どこにいんの?部屋?》
「そうだけど…」
《じゃあ……》
兄に電話をかけながらリビングの部屋の窓を開けてベランダに出ろと言われた。
《向かって右側見ろって》
「……?…あ、」
兄に言われた通りに右を見ると数十メートル先に手をひらひらさせている人が小さく見えた。
「まさか…」
《そーそー、俺ここに住んでるからー》
「まじ…?」
《で、お願いってなんだよ》
「あー、お隣りさんのご挨拶といろいろ買い出ししたいんだけど、手伝って欲しいんだよね…」
《おー、分かった。今からそっち行くから準備しとけよー、じゃな》
「どーすっか…」
「ねぇ…」
街まで二人で来たけどなかなか買い物が進まない。午前中までには挨拶に行きたかったけど無理みたい。まあ今日中には済ませたい。
「とりあえず昼飯食うか」
時計を見れば12時半ばだった。よし、お昼食べながら考えよう。
結局お昼を食べてから2、3時間ぷらぷらしてご挨拶の品物と日用品の買い物は終わった。
「助かったよ、ありがとう」
「おう、またなんかあったら連絡しろよ」
「うん」
家に来てもいいけど、って言われたけどお友達に悪いからやめておこうかな。その後兄は帰って行き、私は冷蔵庫にいれなきやいけないものはすぐさま入れた。
「よし、挨拶行こ…」
110911
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