04兄と買った品物を手にし、挨拶に行く事にした。先に上と下の部屋を済ませちゃおうかな。
「こ、こんにちは!えっと先日下の階に越してきた苗字です!」
「あ、どうも〜」
上の階の方はOLさんで一人暮らしらしい。下の階は4人家族だった。
「次はお隣りさんだね、こっちから挨拶しよ」
「はーい!」
「こんにちは、先日隣に越して来た苗字です…。これからよろしくお願いします、これはほんの気持ちですが…」
「あ、引っ越しお疲れ様!わざわざごめんね。あ、もしかして…」
中から出てきたのはさっきのOLさんよりかは若い女の人だった。なにか言いたげにニヤニヤしていたけど、
「おーい、誰ー?」
「んー?隣に越してきた苗字さーん。あ、じゃあありがとね!私は宇田っていいます、よろしくね!」
「は、はいよろしくお願いします!」
部屋の奥から彼氏さんと思われる人の声がして女の人は話しかけてたことを止めてしまった。
「んー…なんだろ」
ドアをしめて反対側のお隣りさんを訪ねようとしたら、
(どんな人ー?)
(ん?女の子だよ、小柄で可愛い子。また雅治君かな?)
(またー?本当あいつませてるよな)
(でも越してきたって事はやっと一人になったのかも!)
(いや、あいつに限ってそんな事は…それにだとしたら一緒に住むだろ)
(そっかぁ。私も一回声かけられたしー)
(お前危機感なさすぎ…)
なんとも意味深な会話が聞こえてきてしまった。ははは、なんて笑い声が聞こえてるけど…。雅治君?また?やっと一人?よく意味が分からないまま次のお隣りさんの所に行く事にした。
110911
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