09
先にマンションに帰っていたかったのに。
「何しとるんじゃ?道の真ん中で」
「仁王…」
私は咄嗟に掴まれていた腕を無理矢理ほどき急いでマンションへ行こうとした。
が、
「待ちんしゃい」
「ちょ、…っ」
それは奴によって阻止された。
「何そんなに急いでるんじゃ?」
「別に急いでないし、てゆうか離してよ!」
「つれないのー」
「おい、仁王。そいつと知り合いなのか?」
「おー、最近隣に越してきた名前ちゃん」
「名前で呼ぶな!本当、まじで、離して!」
「毎回毎回違う女連れ込んで遂には隣に住まわせたのか?」
毎回違う女…宇田さんちの会話の通りだ。大体予想はついてたけどね。
「私は違う!こんな奴の女になった覚えはないから!ただの隣人、それだけ!」
今となっては隣人さえも嫌だ…
「ただの隣人?酷いのー、キスした仲なのに」
「そ、それはあんたが勝手にしてきたんでしょ?このキス魔が!!離せ!」
「怖い怖い」
くっそ…ニヤニヤしてんのが腹立つ!
「仁王いい加減離してやれ」
「わっ…?!」
今度は跡部の坊ちゃまが奴から私を引きはがした。
「あ、ありが…」
「フン…面白ぇな」
「はぁ?……んんっ!」
ま じ で、
「最っっ低!!」
パンッ
「この変態どもが{emj_ip_0792}{emj_ip_0792}」
あー、最悪
111001
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勝ち気なエリオット