神楽のまにまに 第一章『生贄攫い』 後編
▽登場人物
神楽(かぐら) ♀
半分人間、半分鬼(神)の少女。小さな鬼の角が生えているが、被り物で隠している。
生贄に捧げられた人間を攫いに来たようだが、彼女の本当の目的は…?
神無(かんな) ♂
狐神の青年。その正体はかつて村で祀られていた神様である。
神楽のお付きの人。何やら大きな恩があるようで、彼女に付き合っているようだ。
桜(さくら) ♀
生贄に捧げられた少女。村長の娘。
最初は生贄になることを受け入れてはいたが、
年若い彼女には、まだやりたいことが沢山あるようだ。
金華猫(きんかびょう) ♀
とある村の豊穣を司る猫の神。魔に侵され人々の信仰を無碍にし、
贄を寄越せと人を喰らおうとしている。
瑞樹(みずき) ♂
数百年前に桜の住む村の村長だった青年。
桜の古い先祖に当たる。
金華猫とは特別な関係であるようだが…。
所要時間目安/50〜分
配役比率(2:3:1)
神楽 ♀:
神無 ♂:
桜、瑞樹/幼 ♀:
金華猫 ♀:
瑞樹 ♂:
ナレ 不:
※必ず利用規約をご一読お願い致します。前編は
こちらになります。
瑞樹のみ幼少期のシーンが出てきますので、
キャラ名表記が「瑞樹/幼」と「瑞樹」の二種類あります。
・同じ「瑞樹」役の方に演じ分けて頂く。
・桜役の女性に「瑞樹/幼」を演じて頂く。
といった具合で配役を決めて頂ければと思います。
演じて頂くに当たって、参考程度にキャラクターの年齢、
軽いイメージなどを下記に記載しております。役選びの参考にどうぞ!
また、あくまで参考ですので、利用規約に反しない範囲で、
自由に演じて頂ければと思います。
〇神楽
長い時を生きる人ですが、見た目は10代前半程。
基本的に気だるげ、アンニュイ、毒舌。
〇神無
20代前半程の好青年のような見た目。
大雑把で荒々しく、ちょっぴり優しい。突っ込みセリフが多くあり。
〇桜
10代半ばの少女。元気で朗らか、快活。
元気故に、大きく声を張るようなシーンがいくつかあり。
〇金華猫
20代半ば程に見える妖艶な美女。神々しく、優雅。
また、本章のボス的な立ち位置。凄みのようなセリフあり。
〇瑞樹
幼少期はどこか抜けてそうなイメージ。
後半現れる姿は20代半ば、落ち着きがあり、優しげ。
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
金華猫 :なんじゃお主、迷子か?
金華猫M :数百年前の、確か、夏頃の事。今でも記憶は鮮明に思い出せる。
もうすぐ陽が落ち、暗くなろうという時に、どこからかすすり泣く声が聞こえた。
村の外れの森深くに、泣きじゃくっている男児がおった。
どこかで落としたのか、草履は脱げ、衣服も泥塗れじゃった。
瑞樹/幼:ぐすっ…ひっく…お姉ちゃん、だぁれ…?
金華猫 :
妾は
金華猫という。
この森の近くに住んでいる者だ。
瑞樹/幼:…き、きん、か…?
金華猫 :きんかびょう。金色の華の猫、じゃ。
瑞樹/幼:こんじきの、はな…。
金華猫 :うむ。
瑞樹/幼:じゃあ、ハナ姉ちゃん…?
金華猫 :おや、随分略してくれたのぅ。まぁそれで良い。
して、お主はどうしてこんな所で泣いておるのだ?
瑞樹/幼:…お父さんと喧嘩して…家を飛び出してきたの。
それで森の奥まで来たんだけど…道に、迷っちゃって…。(どんどん涙声になり)
金華猫 :嗚呼これ、それ以上泣くでない。
安心せい、この妾が直々に村まで送ってやろうではないか。
瑞樹/幼:ほ、ほんとう?
金華猫 :うむ。じゃから、泣くのは終わりじゃ。歩けるかえ?
瑞樹/幼:うん…ありがとう、ハナ姉ちゃん!
金華猫M :それが、少年…瑞樹との出会いであった。
泣いていた少年を村まで送り届けたのは、村の守り神としての責務を全うしただけ。
その行動自体に特別な感情などなかった。
けれども出会いはきっかけとなり、無情にも悲劇の幕は上がってしもうた。
瑞樹を送り届けたその翌日。懲りもせずまた
彼奴は森までやってきおった。
瑞樹/幼:おーーーい!!ハナ姉ちゃーーーん!!
金華猫 :…何じゃ、昨日の鼻垂れ小僧。性懲りもせずまた迷子かえ?
瑞樹/幼:ちっ、違うよ!今日はお礼を言いに来たの!
金華猫 :そりゃあ嬉しいことじゃが…また迷われても敵わぬのぅ。
瑞樹/幼:森の奥まで行かなかったら迷わないよ!!
…もう!折角持ってきたお礼あげないからね!
金華猫 :む、それは聞き捨てならんな。どれ、何を持ってきたんじゃ?
瑞樹/幼:ぐえっ!!い、いきなり襟引っ張らないでぇ!!
……ほら、これだよ。
金華猫 :ほほぅ、魚か。
瑞樹/幼:僕のお父さん、村長さんなんだ。
村の人達からよく食べ物もらってて、家にも沢山あるから…。
ハナ姉ちゃん、猫さんなんでしょう?だったら、魚あげたら喜ぶかな、って…。
金華猫 :…ふふ、何じゃ、随分妾の事を考えて選んでくれたのじゃな。
瑞樹/幼:だって、お姉ちゃん助けてくれたから…!
あの時本当に怖くて、ボクに声をかけてくれたお姉ちゃんは、神様みたいだったんだ…。
金華猫 :…は?
瑞樹/幼:え?
金華猫 :……気付いておらんのか、この小僧。
瑞樹/幼:な、何?ボク、変な事言った?
金華猫 :…いいや、こっちの話じゃ。
それはさておき、お主名は何と言うのじゃ?
瑞樹/幼:み、みずき!
金華猫 :では、瑞樹。この供物は有り難く頂くとしよう。
じゃが、この社へはもう来るな。また迷っても、妾は助けてやらんからの。
瑞樹/幼:こんな森の入り口じゃ迷わないってば!
金華猫 :それでも。ここはこの村の守り神を
奉る大切な場所じゃ。
そう易々と来る所ではない。ほれ、帰った帰った。
瑞樹/幼:うわっ、きゅ、急に風が…!!
……ってアレ…ここ、社に続く階段……。
ボク、さっきまで社の目の前にいたのに…。
金華猫M :妾の力で勝手に移動したとは露知らず、
其奴はポカンとした阿呆面で、
しばらく立ち尽くしておった。そこから大人しく帰路についたのを見て、妾も社へ戻った。
…しかし、瑞樹の馬鹿さ加減は、この後から片鱗を見せ始めたのじゃ。
瑞樹/幼:ハナ姉ちゃん!
金華猫 :……。
瑞樹/幼:こんにちは!今日はね、海の魚を持って来たよ!
お姉ちゃんは海って見た事ある?なんでもすっごく大きな水溜まりで、(遮られる)
金華猫 :お主。
瑞樹/幼:もう、ボクの名前は瑞樹だって。
金華猫 :馬鹿なのか?
瑞樹/幼:えぇ〜?あはは、割とまぁ…言われるかも?
金華猫 :何を照れ臭そうにしておる。褒めておらんぞ?
…ここへ来るなと言ったであろう?
瑞樹/幼:うん、言ってた。
金華猫 :ならば何故、また来たのだ?
瑞樹/幼:だって、ハナ姉ちゃん、寂しそうな目してた。
金華猫 :…ほう、この妾がかえ?
瑞樹/幼:うん。
…お姉ちゃん、ずっとここに一人でいるの?
金華猫 :そうじゃの。もうずっと、一人じゃ。
瑞樹/幼:寂しく、ない?
金華猫 :……、寂しい、という感情がいまいちピンと来ぬ。
人は寂しいとどうなるのじゃ?
瑞樹/幼:うーんと…胸の辺りが、きゅーって切なくなる…かな。
金華猫 :…なるほど、胸の辺りが…。
瑞樹/幼:…ボクね、本当はお姉ちゃんがいたの。とっても優しくて、ボク、大好きだった。
…でもお姉ちゃん、去年病気で死んじゃった。
金華猫 :…それは、辛いな。
瑞樹/幼:うん…それからずっと、胸の辺りが苦しいの。
こんなんじゃ、お姉ちゃんに笑われちゃうのにね。
金華猫 :仕方あるまい。人の子は、あまりに脆い。
瑞樹/幼:…?ハナ姉ちゃんは、人間じゃないの?
金華猫 :今更何を言っとるんじゃお主は。
瑞樹/幼:…えぇ!?その耳とか尻尾はシュミでつけてる作り物じゃないの!?
金華猫 :そんな変態趣味ある訳なかろう!!
瑞樹/幼:いでっ!!ゲンコツすることないじゃんー!!
金華猫M :文句を言いながらも楽しそうに笑う瑞樹を見て、
不思議とどこか、胸が暖かくなる感覚があった。
元々神に感情というものは、個体差はあるだろうが必要最低限にしか存在しない。
けれども妾のように、人と関わり合う事で、変化が生じる者も少なくはないようじゃった。
それから、瑞樹との交流は絶える事なく続いた。
どこかに寂しさを抱えていた妾と、姉を亡くした痛みを忘れられない瑞樹。
互いに互いを拠り所にして、傷を舐め合うかのような、そんな関係じゃった。
共に魚を釣り、共に村人へ悪戯を仕掛け、共にじゃれ合う。
特別な事をしている訳ではないのに、そんな時間がとても楽しく、幸せだった。
数年が経ち、瑞樹は小さかった背もいつの間にか妾より高くなり、随分男前へと成長した。
全く容姿が変わらぬ妾を見て、瑞樹は改めて妾が人でないと認識していたようじゃった。
…ただ、人でないことは知っていても、この村の守り神である事は明かせていなかった。
瑞樹 :ハナー!!
金華猫 :何じゃ、また来たのか…暇さえあれば
足繁く来おって…。
いい加減、この年寄りと話すのは飽きぬかえ?
瑞樹 :全然?ていうか、ハナこそ若者の相手疲れない?
金華猫 :はっ、お主なんぞ、妾から見ればまだ赤子のようなものじゃ。
赤子なんぞの扱いは慣れておるよ。
瑞樹 :へぇぇ……って、誰が赤ん坊だ!そろそろ子供扱いはやめてくれって。
金華猫 :ふん、もうあと数十年経ってからじゃの。
瑞樹 :…本当に赤ん坊の扱い、得意なのか?
金華猫 :ん?あぁ、そもそも普通、村人に妾の姿は見えぬからの。
赤子や子供なんかは見えるようだから、
過去に何度か相手をした事がある、というだけよ。
瑞樹 :ふーん…あのハナが、子守りねぇ…。
金華猫 :何寝惚けた事を言うておる、お主も出会った頃は子供だったじゃろう。
瑞樹 :あ、そっか。あはは!
金華猫 :全く…お
頭も赤子では手に負えぬぞ…。
……時に、先程から何を隠しておるのじゃ?
瑞樹 :えっ!?あ、あー、うん…えーっと…。
金華猫 :何をもじもじしておるのだ。
……まさか、その年になってまだ寝小便の証拠隠滅を手伝え、などと申さぬよな…?
瑞樹 :んな訳ないだろ!!
…ほ、ほら!!これやる!!
金華猫 :む…これは、
薔薇かの…?
瑞樹 :バラだよ、バラ。ハナ、見た事ないだろ?
都会の花屋なんかでは定番らしくて、花屋の子が教えてくれたんだ。
何となく、ハナに似てるな…って思って。
金華猫 :ほぉ……む、これは棘があるのだな。
瑞樹 :え!花屋の子から棘は処理してもらったはずなんだけど…!
ああ、そこだけ残ってたのか…ごめん。
金華猫 :お主が謝る事ではない。…なるほど、棘を持つ花、か。
瑞樹 :…ほ、ほら、綺麗な物には棘がある…って言うでしょ?
金華猫 :っ…!!言うようになったではないか。
金華猫M :傍から見れば、それは恋人同士のやり取りにも見えなくはなかったであろう。
しかし互いに恋愛に疎く、幼過ぎた妾達は、
そこから先へ進む事もなく、ぬるい関係が続いていった。
けれど、立ち止まり続ける事は許されなかった。
どういった結果になろうと、先へ進まねばならぬ日が来たのだ。
それはあまりに突然、訪れた。
瑞樹 :…ハナ。今日は、大事な話があるんだ。
金華猫 :どうした?また母上殿に怒られたのか?
瑞樹 :いつまでその話してるんだよ…そうじゃなくて、(遮られる)
金華猫 :確かに、お主はいつまで経っても村長らしくならぬからのぅ…。
このままでは父上殿も、安心して次期村長を任せ、(遮られる)
瑞樹 :真面目に聞いてくれよ!
金華猫 :!!
……すまぬ。茶化し過ぎたな。
瑞樹 :っ……。
金華猫 :…そんな泣きそうな顔をするでない。お主、男じゃろう?
瑞樹 :…見合いの話が、来たんだ。
金華猫 :……、それで?
瑞樹 :俺は、次期村長だ。俺もまた、次の世代へと村の道標を、残さなくちゃならない。
…意味はわかるだろ?
金華猫 :嗚呼、わかるぞ。
…じゃが、お主は何故そんなにも苦しそうにしておるのだ?
嫁が決まり、家庭を持つ。それは幸せな事ではないのか?
瑞樹 :…俺が!!何でこの数年ハナの傍にいたと思う!?
どうしてこうまでして、ハナの所へ通い続けてたと思うんだよ!?
金華猫 :っ!!
瑞樹 :…俺はずっと、ハナの事、(遮られる)
金華猫 :やめよ。
瑞樹 :っ…ハナ、
金華猫 :言うでない!!
瑞樹 :……。
金華猫 :…言うな。言えばきっと、余計に辛くなる。
瑞樹 :…俺、どうしたら良いんだ…。
金華猫 :……、瑞樹自身は、どうしたいのじゃ。
瑞樹 :好きでもない奴と、結婚なんてしたくない!
でも、俺は次期村長だ…こんな我儘は言ってられない…。
見合いの話が出た以上、すぐに話は進む…。
金華猫 :ならもう、答えは出ているではないか。
瑞樹 :…ハナは、平気なのかよ。
金華猫 :…妾は…。
瑞樹 :……。
金華猫 :…妾は、人ではないからな。
瑞樹 :……じゃあ、そんな悲しそうに笑うなよ。
金華猫 :……。
瑞樹 :…ごめん。そんな顔させてんのは、俺のせいだよな。
金華猫 :謝る事ではない、仕方のないことじゃ。
瑞樹 :…ハナ、今からでも遅くない。俺と一緒に村を出よう。
金華猫 :瑞樹…?
瑞樹 :村を出て、一緒に暮らすんだ。
ハナが人間じゃなくても関係ない、二人で一緒にいればきっと上手く行く。
この辺りは田舎中の田舎だけど、遠くまで行けば町だってある。そこで、俺と暮らそう。
金華猫 :…無理じゃ。
瑞樹 :っ…俺が頼りないからか?確かに情けない所ばっかりだけど、俺…!
ハナへの気持ちは、(遮られる)
金華猫 :瑞樹には、ずっと言っておらぬ事があるのじゃ。
瑞樹 :え…?
金華猫 :妾が人でない事は、もうずっと前から知っておろう。
しかし、どういう存在かという点については、ずっと言っておらんかったはずじゃ。
瑞樹 :え…あ、あぁ…確かにそれは、ずっと知らないままだった。
だけど、それは今関係ない話だろ?
金華猫 :…お主、次期村長なのじゃろう?この村に纏わる神話を、聞いた事はないのかえ。
瑞樹 :神話……って、
あの、この村を守ってるっていう
猫神様の…、……!!(何かに気付いたように息を呑む)
金華猫 :…そう。妾こそ、この村の守り神じゃ。
守り神である以上、この村からは出られぬのじゃ。
瑞樹 :そん、な……。
金華猫 :…今まで黙っていて、悪かった。
瑞樹 :っ…守り神なんて、辞めてしまえばいいじゃないか!!
金華猫 :勿論、そうする事は容易だ。…けれど、見捨てた瞬間この村の平和は終わる。
他の村や町から隔離された場所では、
疫病や飢饉が舞い込めば一瞬で混沌に包まれるじゃろう。
…そんな終わり方をして、お主は本当に良いのか?
瑞樹 :…そ、それは…。
金華猫 :…いつも悪態をついておるが、母上殿の事も、父上殿の事も。
お主は大切に思っているはずじゃ。そんな別れ方は嫌じゃろう?
瑞樹 :……っ…。
金華猫 :……。
間
金華猫 :…瑞樹。顔を見せてくれぬか。
瑞樹 :……、ハナ…!
金華猫 :…辛いのは、お主だけではない。
瑞樹 :わかってる……ハナはきっと、俺以上に辛い…。
金華猫 :…大丈夫じゃ。お主は、前に進める。
瑞樹 :…ハナ…?
金華猫 :最初は違和感があるだろうが、じきに慣れるはずじゃ。
瑞樹 :ハナ、何の話をしてるんだ。
金華猫 :…瑞樹。お主は幸せになるのだぞ。
瑞樹 :何だ、これ…視界が、揺らいで…!!
っ…嫌だ!!ハナ!!
金華猫M :妾が施したのは、瑞樹の記憶の改変。
妾に関する記憶を根こそぎ奪い、耳飾りにある鈴の一つに封じ込めた。
金華猫 :…さようなら、瑞樹。
金華猫M :それが、瑞樹との思い出の、一番最後の記憶。
それからは陰から瑞樹を見守る日々であった。
予想していた通り最初は記憶の欠落に戸惑っていたようじゃったが、
時が流れるにつれ、違和感はなくなったようじゃった。
瑞樹が幸せに暮らしている。それは、何よりも嬉しい事であった。
しかし瑞樹は人間。妾の生きる時間の中で、ほんのひと時の寿命しか持たない。
また瑞樹は、妾からもっと遠くへ……天へと召されていった。
それを知ってからは、心にぽっかりと穴が開いたようじゃった。
その虚無感は痛みへと変わり、日に日に痛みは増すばかり。
金華猫 :…何故、妾は神なのじゃ?どうして人として産まれなかった?
人の幸せを願い、その力を振るうのが神の役目だ。
…しかし、幸せを願った神自身は、幸せになれるのか?
……乾きが、癒えぬ…。何を食うても、飲もうとも、満たされぬ…。
…あれから何十年、何百年経った…?
まだ、痛みは消えぬのか…?妾はいつまで、この痛みに耐えれば良い…?
金華猫M :社に引き篭もり、塞ぎ込んでいた時じゃった。
『人間なぞ、食ろうてしまえ』と、声がしたのは。
溜まった穢れは、まるでもう一人の妾であるかのように語り掛けて来た。
…それから後の事は、良く覚えておらぬ。
ただ聞こえた声に従い、己の欲望のまま動いていた。
…そうしている間は、何故か気分が良かった事だけ、覚えている…。
***
神楽 :…なるほど。そういう経緯があった訳だね。
金華猫 :……。
神楽 :長い時の中で苦しみ続けた結果、君は自らが生み出した瘴気に呑まれてしまった、と…。
人を食わなければ鬼にはならないが、今のままでは君は神の座から降ろされ、
ただの妖怪に成り下がるだろう。
桜 :え…?どういうこと?
人を食べなければ大丈夫なんじゃ…。
神楽 :残念だけど、それだけでは問題解決にはならない。
金華猫自身が、己の気持ちに折り合いをつける必要がある。
尚且つ、この瘴気を祓う事も不可欠だ。
金華猫 :…もう良いのじゃ…。この感情全てを抱えて、
妾がこの村から立ち去る。
それも解決方法のひとつであろう。
神楽 :勿論そうだけど…。
…けれどそうすると、この村はきっともう持たないよ。
金華猫 :……。
神楽 :元々この村は金華猫の加護があったから、今まで成り立って来た。
その金華猫が村から去れば、今以上の災厄が訪れて、たちまち村は滅ぶだろう。
桜 :そんな…!!
神楽 :…金華猫、それは君も望んでないはずだ。
金華猫 :…ではどうしろと?このまま村にいた所で、妾はまた贄を欲するだろう。
ここの村人全員を食らい尽くしてしまう前に、さっさと立ち去るべきであろう。
ナレ :どう動く事が一番最善となるのか、それぞれの意見を述べますが、
いずれも誰かが何かを抱えてしまう。
互いに譲らない状態に、金華猫は溜め息を漏らしました。
その猫耳に飾られている大きな鈴が揺れ、綺麗な音が響きます。
それを見た神楽は、何かに気付いたようにその真紅の瞳を見開きました。
神楽 :…そうだ、その手があった。
神無 :あ?どうしたんだよ、神楽様。
神楽 :金華猫、君が話してくれた中に、瑞樹とやらの記憶を封じたとあったが…、
その記憶を封じた鈴はまだあるのかい?
金華猫 :…ある、が…それがどうかしたのかえ?
神楽 :その鈴、私に譲ってもらえないか。
悪いようにはしないと約束しよう。
金華猫 :……、良いだろう。
ナレ :金華猫はそっと組紐を解き、飾られていたきらきらと輝く大きな鈴を、神楽に渡しました。
神楽 :これを触媒にすれば、きっと……あとは…。(桜へと視線を移す)
桜 :…!?な、何!?あたし?
神楽 :そう。君にも頼みがある。
女の子にこんなことをお願いするのは、あんまり気が進まないんだけれど…。
桜 :…何するのかわかんないけど…でも、やるよあたし!!
神楽さんはあたしを助けてくれたもの。あたしに出来る事なら、力になりたい!
神楽 :…ふふ、ありがとう。では、お願いの内容だけど…、
君の血を、私に少し分けてくれないか?
桜 :あたしの、血?
神楽 :ほんの少しで良いんだ。人体に影響が出る程は必要じゃない。
桜 :そ、そう…それなら、全然いいよ、分けても。
神楽 :感謝するよ。
ナレ :にこりと笑う神楽は、そのまま桜へ手を伸ばしたかと思うと、
自身の瞳にまた、鬼火を灯しました。
訳もわからずただぼう、と見ていた桜の周囲に、突然赤い液体が宙を漂い始め、
それはやがて集まり一つになっていきます。
桜 :な、何これ…!?
神楽 :君の血だよ。傷が残ったりしてはいけないから、
私の力で体に傷を付けずに、血だけを貰ってる。
桜 :へ、ぇぇ…便利…?な力ね…?
ナレ :一つへ集まった血はそのままふわふわと浮遊し、神楽の手の中へ漂います。
神楽がその血を握り締めた瞬間、
体から光が溢れ、今度は周囲に光の粒子が輝き始めました。
桜 :…綺麗…。
ナレ :幻想的な景色を前に、思わず桜はそう呟いていました。
金華猫と神無は、そんな二人の様子をじっ、と見つめ、
神楽の行動をただ見守っていました。
神楽 :『―――
理よ。我が声に身を委ね、従い、形となれ。
望むは封じられし記憶の持ち主、古き時間の中に取り残された者。
我が神楽の名を
以て命ず。輪廻の赤い糸を手繰り、今ここに顕現せよ』
ナレ :神楽が声高らかに言葉を紡いだ瞬間。
辺りは一層眩い光に包まれ、全員の視界は真っ白になりました。
…光が収まり、再び目を開けた時。多くの者が息を呑みました。
金華猫 :…みず、き…?
瑞樹 :ハナ…?
ナレ :そう、突然数百年前のこの村の長…瑞樹その人が現れたのです。
戸惑いつつも互いを呼び合う二人の傍ら、桜と神無はポカンと口を開けておりました。
神無 :嘘だろ…
云百年前に死んだ人間をこんな簡単に降霊させやがった…。
桜 :あ、あ、あの人、透けてる…!!ゆゆゆ幽霊…!?
神楽 :こら、静かにしないか君達。空気を読め。
ナレ :ぴしゃりと神楽に注意され、二人は慌てて口を閉じました。
長い時の末に再会を果たした一人の神と、一人の人間。
双方共に言いたいことは沢山あるようで、けれども何から言えばいいのかわからない、
という風に、互いに視線をあちらこちらへ泳がせていました。
けれども瑞樹はぐっ、と拳を握り締め、閉ざしていた口を開きました。
瑞樹 :……ハナ、ごめん。ハナにばかり、辛い思いをさせて。
金華猫 :…良いのじゃ。妾こそ勝手なことをして、すまなかった。
瑞樹 :ハナは俺の事を考えてくれた上で、俺の記憶を奪ったんだ。
それを責められるはずがないよ。
金華猫 :…本当か?本当に妾を責めぬのか?
言いたい事があるのなら、好きなだけ言うてくれて良いのだぞ。
瑞樹 :……、わかった。
ナレ :金華猫の言葉に一瞬目を見開いた瑞樹は、一瞬考え込み、そして小さく頷きました。
瑞樹 :…自分で勝手に全部決めて、一人で抱え込んで、
正直神様の癖に何て不器用なんだって思った。
金華猫 :…すまぬ。
瑞樹 :記憶が消えて、俺…凄く怖かった。
大事な事を忘れてるっていうのは、何となくわかってたから。
けど、何やっても思い出せないし、
そんなもやもやしたまま見合いの話は進んでいくし…。大変だったんだぞ。
金華猫 :……。
瑞樹 :…でも、結局は見合い相手にも恵まれてたし、村長になった後も、充実した毎日だった。
…ハナのお陰で、俺はとっても幸せだったよ。
金華猫 :…っ……。
瑞樹 :ありがとう、ハナ。
金華猫 :…礼など、良いのじゃ。妾が勝手に、お主の幸せを願っただけなのじゃから。
瑞樹 :それでも。俺はハナに出会えて、とっても幸福だったから。いつまでも感謝し続けるよ。
金華猫 :…そうか。
瑞樹 :……、ハナは、俺に言いたい事、ないの?
金華猫 :…ある。沢山あるぞ。
瑞樹 :言って。俺だけ言って終わりってのは、不公平でしょ?
金華猫 :何じゃ、その屁理屈は。
瑞樹 :いいから、ほら。
金華猫 :……。
瑞樹 :……。
金華猫 :…何故、人の子とはこんなに儚いのか、と。改めて思ったよ。
記憶を奪って、確かに辛かったが…まだ平気じゃった。
けれどもお主が逝った瞬間、胸の痛みは悪化した。
…どうして、お主たちの時計の針は、そんなに行き急ぐのか…。
叶う事ならば、もっとお主の…瑞樹の傍に居たかった。
妾の事を覚えておらずとも、言葉を交わす事が出来なくとも…。
瑞樹 :ハナ…。
ナレ :今にも泣き出しそうに語る金華猫を見て、瑞樹もまた、泣きそうな顔をしました。
そんな彼の顔を見た猫は、取り繕うように笑います。
金華猫 :…どうじゃ、しばらく見ぬ間に我儘になったであろう?
瑞樹 :…ごめん。
金華猫 :良いのじゃ、これで。こうしてまた話せた事で、妾の気は晴れた。
…ありがとう、瑞樹。
ナレ :まだ悲しみは残っているようですが、けれどもどこか吹っ切れたように言う金華猫に、
今まで黙って見守っていた神楽が、そっと近寄りました。
神楽 :…金華猫、これを。
ナレ :そっと差し出された小さな手の中には、ビー玉くらいの大きさの、
光る球体がコロンと転がっていました。それが何かわからない猫は、首を傾げてみせます。
金華猫 :何じゃ、これは。
神楽 :君の願いを叶えるモノだ。
金華猫 :…妾の、願い…?
神楽 :君の望みを口にしてごらん。
何でも良い、君が望むままに、言葉にするんだ。
ナレ :突然言われた言葉に、猫は耳を疑います。
戸惑いながらも神楽の促すままに玉を受け取り、両の手の平でそれを転がしました。
そしてそれをそっと握り締め、願いを言葉へと変えました。
金華猫 :…瑞樹と共に、またこの村で過ごしたい。以前のように、ただ一緒に居たい。
そして、今度は別々ではなく、二人で未来へ進みたい…!!
ナレ :金華猫が願いを口にした瞬間、呼応するかのように、その光の玉は弾け、
再び目の前の景色は光で溢れかえりました。
きらきらと七色の光が輝いているのが、瞼を閉じていてもわかる程でした。
光が収まり、全員目を開けます。するとどういう訳か、
先程まで透けていた瑞樹の体は実体を持ち、その場にしっかり立っていたのです。
しかし…―――
瑞樹 :なっ…何だこれえぇぇ…!!
ナレ :瑞樹の頭には金華猫と同様に猫の耳、加えて尻尾までもが、
お揃いと言わんばかりに生えていたのです。
神楽 :…ぷっ…あっははは!!
神無 :すげぇ、手品か何かか!?
金華猫 :こ、これはどういう事じゃ?
神楽 :君の願いが叶った結果だよ。
まさか、こういう形になるとは…。(まだ若干笑っている)
金華猫 :だからと言って、どうして瑞樹に猫の耳が生えるんじゃ!?
神楽 :まぁ落ち着いて。ただ猫耳と尻尾が生えた訳じゃない。
それは君にもわかるだろう?
金華猫 :う、うむ…。
瑞樹 :どういう事…?
神楽 :君は、つい先程までただの幽霊だった。
だけど金華猫の願いによって、彼女の
眷属へ昇格したのさ。
瑞樹 :けんぞく…?
神楽 :言わば神様の御遣いみたいなものだね。
瑞樹 :な、なるほど…?
桜 :…ねぇ、つまりどういう事なのよ?
神無 :…神の遣いになったこの兄ちゃんは、猫の姉ちゃんと一緒に居られるようになった…
ってことじゃねぇの?
桜 :…えぇ!!それって、すごいことじゃないの!?
金華猫 :本当に、妾の眷属に…?こんな都合の良い結末、にわかには信じられぬ…。
何か制約や制限があるのではないか…?
神楽 :そういったものは特にないよ。安心してくれて良い。
金華猫 :しかし、何の代償もなしにこのような願いが叶う訳が…。
神楽 :代償なら、しっかり戴いたよ。
金華猫 :何…?妾は、何も…。
神楽 :…君が、鬼にならずにいてくれたこと。
私はそれを阻止しにやって来たのだから、これ以上の対価はないだろう。
ナレ :儚げに微笑む神楽を見て、金華猫は改めて、
己がどれ程の事を行おうとしたのか、痛感したようでした。
俯いて、悲しげにその猫耳を伏せるその姿は、まるで悪戯を叱られた猫そのものです。
金華猫 :…すまなかった。そして、ありがとう。
妾を止めてくれて…妾の心を救ってくれて。
神楽 :礼には及ばないさ。
…さて、一件落着した所だし…どうしようか、桜?
桜 :えっ…そ、そうね…うちに帰りたい、所だけど…。
このまま帰るのはちょっと…。
金華猫 :案ずるな。その件に関しては、妾がどうにかしよう。
再びお主の父上殿の所まで行けば、特に問題はないだろう。
…お主にも、本当に悪い事をした。すまない。
桜 :わー!謝らないで!!
あたしも神様相手にすっごい無礼な事言っちゃったし、おあいこよ!!
金華猫 :…ふふ、ありがとう。
ナレ :和解した二人の姿を、神楽はとても嬉しそうに微笑みながら、見守っていました。
そして金華猫の傍に、戸惑った表情でオロオロしている瑞樹が、恐る恐る声を掛けます。
瑞樹 :…ハナ。えっと…。
金華猫 :嗚呼、すまんすまん、置いてけぼりにして。
…そして、妾の都合で縛り付けてしまって。
瑞樹 :いいんだ、そんなこと。気持ちは俺も、一緒だから。
それに、かつて自分が暮らしていた村を見守って行けるなんて、結構楽しそうじゃないか?
金華猫 :ふっ…ただ見守るのも、楽ではないぞ?
瑞樹 :む、そっか。えーとじゃあ、ご指導お願いします。
金華猫 :良い心構えじゃ。
ナレ :にこりと笑い合う二人の空気は、とても穏やかで、そして幸せそうです。
そんな二人の傍ら、神楽は悩ましげに唸っていました。
どうやら桜をどう安全に、尚且つ自然に家に帰すかを考えているようです。
神楽 :…うーん、話の展開的に、少しばかり桜は眠ったおいた方が、事が上手く行きそうだね?
金華猫 :そうだのぅ…そのままうちに帰すより、社の前で寝かせていた方がもっと自然じゃの。
桜 :ま、待って!
ナレ :さあ桜を眠らせよう、という展開になった時です。
とんとん拍子に話が進んで行くので、桜は内心大混乱でした。
けれどもしっかり神楽へ向き直り、深々と頭を下げました。
桜 :本当にありがとう!あたしを、
猫神様を助けてくれて…。
あなた達はこの村の恩人と言っても、きっと過言ではないわ。
神楽 :よしてくれ…そんなつもりで助けたんじゃない。
それに、君がいなかったら解決も出来なかっただろうから、
私だけの功績っていう訳でもないさ。
桜 :それでも!!神楽さんが来なかったら、あたしきっと食べられてた。
…あと、そこのキツネさんも。あたしを庇ってくれたし。
神無 :神無だっての。覚える気ないだろお前!
俺ぁ弱いものいじめしてるのを見てらんなかっただけだ。
神楽 :このキツネが言う事はあんまり気にしなくていいよ。
人語を理解しているかどうかも怪しいからね。
神無 :神楽様それは酷すぎない?俺一応九尾の妖狐なんだけど?
桜 :…ふふっ、何だかんだ二人って仲良しだよね。
神無 :何をどう見たらそういう認識になるんだ!
ナレ :もうすっかり日は暮れて、星がちらつき始める頃。
最後に神楽は金華猫に
禊を施し、桜を眠らせて、
後の事は金華猫に任せて村から立ち去ったのでした。
***
ナレ :時計の針がゆっくり進んでいく中。
街灯もない真っ暗な田舎道を、二人は互いに鬼火と狐火を灯し、
それを頼りに帰路についていました。神楽は神無の肩に乗り、少し疲れた顔をしています。
神無 :…大仕事だったなァ。
神楽 :そうだね。でも、ここまで上手く行くとは思ってなかったよ。
神無 :……、神楽様、本当に鬼なんだな。
神楽 :…嗚呼、そうだよ。
神無 :何で今まで言わなかったんだ?
神楽 :聞かれなかったから、かな。
神無 :いや、普通そんなピンポイントで聞かねぇだろ。
神楽様、何でずーっと被り物してんだろっていう疑問が、今日やっと晴れたぜ。
神楽 :一々私の事が気になるんだな、君は。ストーカーか何かかい?
神無 :誰がストーカーだ!!
…何だ、その…恩人の事を知りたいと思うのはおかしいのかよ?
神楽 :…知らないよそんな事。私にそんな相手はいないからね。
というか、まだ恩人だなんて思ってるんだね、君は。
あれは私が勝手に助けただけで、別に恩を売ってる訳ではないって、
何度も言ってるだろう。
神無 :その件に関しては、俺も勝手に恩返ししてるだけだって何度も言ったはずだぞ。
ナレ :何故か互いに譲らない流れに、ついに二人は黙りこくってしまいました。
けれど長い時間共に過ごした仲では、その沈黙に息苦しさはなく、
どこか居心地の良ささえあるのでした。
神楽 :…混血だったこと、ちゃんと言った方が良かったのかい?
神無 :は?
…いや、良いとか悪いとかはねぇけどさ…。
神楽 :何だ、どうせ言われても信じられないって感じの返答じゃないか。
神無 :うるせぇな!!確かにちゃんと伝えられたとしても、鵜呑みには出来ねぇだろうけど…。
このご時世に鬼なんて珍しいんだから、しょうがねぇだろ!!
神楽 :何とも頭の悪そうな返しをどうも。
…改めて言うが、そんなに恩を返したいと言うなら、好きにすれば良い。
どうせ行く宛てもないんだろう?
神無 :人の事言えたクチかよ。
神楽 :そりゃそうだ。
間
神無 :腹減ったなぁ…神楽様、何食いたい?
神楽 :何も食べたくない。帰ったらすぐ寝る。
神無 :まーたそんな事言って…ちゃんと食わねぇから大きくなれな、(遮られる)
神楽 :あー、鬼火が間違えて尻尾にー。(棒読み)
神無 :オイ、まじでふざけんな!!
ナレ :緋色と
天色の
篝火が、二人の声に合わせて踊り、揺れ、煌めきます。
皮肉を言い合っているだけなのに、二人はとても楽しげなのでした。
二人の住処に辿り着くまでは、まだ少し時間がかかりそうです。
頭上の空一面には、星々が見守るように輝いておりました。
これは神楽達の物語の、ほんの序章に過ぎない、始まりのお話…―――
***
神楽 :さーて、来週の神楽さんは、(棒読み、遮られる)
神無 :コラコラコラー!!それアウト、完璧アウトだぞ神楽様!!
神楽 :一人の
猫神を救った神楽。
また新たな命を救わんと、今日も優雅にネットサーフィン…。
神無 :無視すんな。ていうか、いっつも引き篭もって何やってんのかと思ったら、
普通にネットサーフィンしてたのか…?
神楽 :さて次回は、
「神楽、引き篭もり卒業」「まさかの家出娘、桜」「神無、尻尾数が倍になる」
の、三本です。
神無 :タイトルがどれも不穏過ぎねぇか!?なぁ!?
神楽 :来週もまた見てくださいね〜。
2020/07/24
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