04
次の日出社してきた小林さんが黒川先輩と話してるのが聞こえた。「昨日は大丈夫でしたか?」と小林さん。「当たり前だろうが。」と黒川先輩。なんの話だろう?
と思っていると田所さんが「あっちゃー。ニモちゃんも捕まっちゃったかー。」というので話しかけてみた。
「捕まっちゃったって何の話ですか?」
「あれ?みょうじさん知らないんだっけ?黒川さん。酒癖わーるいからねぇ。」
と柳田さんが教えてくれた。職場の飲みでは早く帰っちゃったりしてたから知らなかった黒川先輩の意外な一面。私、サシ飲みしたことない。小林さん、ずるいぞ。
「その点なまえちゃんは酔い方もかわいいよねー。いつもよりちょっとだけ顔赤くしちゃってさ。」
「さーて、コーヒーでも飲んでこようかなぁ。」
これはこの話題から飲みに誘われるパターンだ、と危険を察知した私は逃げた。私毎日田所さんから逃げてるな。
「えー!?いま誘う隙もなく逃げられたー!」
「田所完全に脈なしだな。」
「みょうじさんもなかなか鉄壁だなー。」
「高い壁ほど超えたくなっちゃうのがた・と・こ・ろですから!」