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程なくして始まったショッピングモールの集客イベント企画の会議。昨日までの私なら片肘ついて話を聞いてたであろう会議も、田所さんがどんな企画を出したのか楽しみで少し前のめりになる。単純かよ私。



「樺ヶ谷ショッピングモールのオープニング集客イベント企画、選抜募集で128本集まったそうだ。」

「(げっ。そんなに集まったんだ、出さなくてよかった……てかそんな数あって田所さん選ばれるのかな?)」

「その中で一番数多く出したのが、小林司の10本。」



土方チームリーダーの言葉にみんなが驚く。私が一本出すのも躊躇ったものをこの人は10本も出したのか。なんだ、すごい人なんじゃない。





「スーパーエスニックフードショー。いやお前さ、なんでもかんでもスーパーつけりゃ良いってもんじゃ。そもそも樺ヶ谷となんの関係もねぇじゃねえか。」

「(なんだ、数打ちゃ当たる方式ですか。)」

「下手な鉄砲数打ったところで当たんないっすよね。」


やだ私、田所さんと同じようなこと思ってた。やなやつだー。





「まあそんなことはいいとして、一つおもしろい企画があった。」


土方チームリーダーの言葉に背筋をピッと伸ばす田所さん。ちょっとかわいいです。嫌な人なのかかわいい人なのかどっちかにしてください。


「レイジカキタニの個展!」

思わぬビッグネームにざわつく会議室。芸術に詳しくない人でもわかる、世界的に活躍している有名日本人アーティストだ。




「小林、なにぼーっとしてんだ。お前の企画だろ。」


えええ小林さんの企画!?この人は大胆というか常識知らずというか、第一制作部のに来て間もないからきっとこんな無謀な案が出せたんだ。やっぱりすごい人かも?