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―1話






真選組に入りたくて書類を送ったが、
女はダメだと落とされたのが1年前のこと。

今年また書類を送ったら見事面接へと進むことが出来た。


男の名前を使って髪を切った。
胸にはサラシを巻いた。

私は男のふりをして書類を送ったのだ。




「剣は昔からやってました。真選組に入って攘夷志士を掴まえ、国を護りたいです」

面接には局長さんと副長さん。そして1番隊隊長さんが面接官を務めていた。


「お前ェ細すぎねぇか。うちは体力勝負のとこもあるからアレだぞ。無理そうじゃねぇか?」

開始一言めから早々、副長の土方さんが私の姿に眉をしかめ難色を示した。

「そうだなぁ。最近入ってもすぐ辞めちゃう隊士が多いんだよね〜時代かね〜」


土方さんに続き近藤さんまでもが難しい顔をする。

やはり女の身体で男のふりをするのは無理があっただろうか。身体の大きさではどうしても男と比べると見劣りしてしまうのが現実だ。

何としてでも入ってやりたかった真選組、ここで諦めたくはない…
何か策はないだろうか、そう考えていたところで明るい声がした。



「別にいいんじゃないですかィ?」
「総悟」
「身体なんてオレとそんな変わんねぇでさ。それにさっき見た剣の実技はピカイチでしたぜィ。」
「確かに剣の筋はよかったな」
「何ならオレに下せぇ。コイツぁ1番隊にしやす」



まさに鶴の一声。


「決まりでさァ」



こうして私は沖田さんのおかげで入隊が決まったのだった。


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長夢
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