彼女に「合コンに誘われちゃった」と言われた時の反応(花宮真)
「あっそう。なら行ってこいよ」心底どうでも良さそうに答える。
「お前みてーな女、好きになる奴いねーだろうしな」
もし、お前に惚れる奴がいたら、ソイツがどんな面が拝んでやりたいぜ。と一言ぼやいて、小説読むのを再開する。いや、あなたの目の前にいるんですけど。てか、彼女に対して何だ、その言い草は。私だってやればできるんだからと腹いせにちょっと髪とかも気合い入れて、合コンに参加する。合コン開催するお店に入ると、花宮そっくりな人にすれ違って――まさか、お店に来てるとか。いや、そんなことないはず。ガクブルしながら、友達の隣の席に座ると…
「どうやら、全員揃ったみたいだね。
じゃあ始めようか」
嘘くさい笑みを浮かべる花宮が真正面の席にいた。思わずひっと声を上げそうになるも堪える。ピコン。携帯がメールを受信したらしい。救いを求めるべく、携帯を開くと……『暇だからお前に惚れる奴のツラ拝みにきてやった』と花宮から短いメールが入っていた。彼女に嫉妬してほしいから、猫被りまくって、女子ウケを意識する。ただ、自分の彼女に手を出そうとする男がいれば、その男の足を容赦なく踏む。(テーブルの下だから誰が踏んだのかバレない。踏んだのバレても上手いこと誤魔化す)そして、途中で
「あ、オレ用事があるので、先に帰ります」
と女子に惜しまれつつ退場。女子全員が花宮に惚れていて、他の男に興味ないから合コンすぐお開きになる。ある意味、合コンクラッシャー。彼女がその様子をポカーンと眺めてると、花宮に口パクで帰るぞと言われて、花宮と彼女は一緒に帰ることになる。
「……」
いきなり、チッと舌打ちされ、髪の毛ぐしゃぐしゃにされる。
「なんで彼氏にいるのに他の男に媚びようとしてんだよ……」
「次誘われたら断れよ。断らねーと分かってるよな?」
律儀に家まで送り届けてくれて、最後に彼女の家の前でちゅーする。ちゅーはするのに、最初から素直に合コン行かないでと素直に言えない花宮(彼女に嫌がらせできて良かったけど、参加されるのはやっぱり嫌)
(2022/06/21)