彼女に「合コンに誘われちゃった」と言われた時の反応(高尾和成)
「あー、もしかしてピンチヒッターで頼まれた感じ?りょうかい☆あ、お開きになったら、連絡してくれよな。迎えに行っから」といつもと変わらないテンションで言われる。やめてよ、と反対されると思いきや、許可をあっさりもらえて反応に困る彼女。本当は、もう少し反対してもらいたかったな……なんて。もやもやしながら彼女がスマホを弄ってると、高尾くんが服の裾を引っ張ってきて、なんだろうとスマホから目を離すと、ぎゅっと抱きつかれる。
「……うそ。行かないで」
「え」
「普段○○ちゃんに構ってあげられないオレが何言ってんのって感じだよな。やっぱ○○ちゃんがそういう目で見られるの想像するだけで嫌だ」
「……なんでそれ最初に言わなかったの????」
「え、言わせんの?ソレ」
ったく○○ちゃんは。本当は恥ずくて言いたくねーけど○○ちゃんだから特別大サービスで言うかんな、と声からして恥ずかしそうに言う。そして、照れ隠しで抱く力を強められ、彼女は危うく絞め殺されそうになる。
「……○○ちゃんの前だとさ、かっこいいさ、空気読める彼氏でいたいじゃん」
小さな声でそう言うと、抱きしめるのをやめて、今度は大きな声で彼女に言う。
「ってなわけで、合コン断って。で、その日部活休みだからデートな、デート」
合コンは断って、2人でデートする。平和に解決。
(2022/06/21)