迎合


 夕暮時。外に居た不良と喧嘩をして、また姉── 津美紀に怒られる、と溜息を吐いた。
廊下の窓から差し込む落陽が眩しい。教室から何か異様な空気がして、足を踏み入れた。


「げほっ…は、っ……だ、れか…」

窓側の机。 ──みょうじなまえ。
同じクラスで、一度も話した事ない彼女、の肩には呪霊。首を思い切り締めている呪霊が居た。額に冷や汗を浮かべ、

「……は…?」
「申し訳、っ……ないんです……けど……、たす、けてくれな、い…っ…?」

伏黒恵と、みょうじなまえの出会いだった。




ヨル