2
君と一緒の帰り道。
私はいつもドキドキわくわくで。
知らないでしょ。
私がこんな思いしてるなんて。
隣に居るのが恥ずかしいときもあった。
でも。
この場所を誰にも譲りたくなかったの。
君の隣は誰にも譲りたくなかったの。
だから私は、沖縄が嫌いだった。
沖縄は幼い頃から凛ちゃんを魅了していて。
うちなーぐちも、澄んだ海も、綺麗な空も。
全部、私から凛ちゃんを奪うために存在するんだ。
そしていつか。
沖縄、貴方は凛ちゃんを返してはくれないんでしょ?
「やー、またコクられたんだって?」
凛ちゃんに言われて、私は苦笑した。
その言葉に誤りは無かったけど、凛ちゃんに言われると、なんとも言えない思いだ。
「凛ちゃんもラブレターもらったんでしょ?」
返すと、凛ちゃんは目を丸くした。
クラスが違うから、直接下駄箱を見たわけでも、貰ってる姿を見たわけでもないけど。
人気な凛ちゃんだから。
情報は簡単に入ってくる。
「まぁな」
私と同じように、凛ちゃんは苦笑する。
羨ましい。
私も、告白しようか。
そう考えたのは、一体いつからだったろう。
「やしがわん、なま恋愛興味ねーらんさぁ、邪魔んなるだけやっし」
そう凛ちゃんが言うから、まるで金縛りにあったように。
私の恋心は動かなくなる。
「わんも………。
なま、どぅしや凛ちゃんと居ちょる方が楽しいさぁ」
私が君のもらったラブレターを破る権利を得るのはいつ?