夜神先輩は実は怖がり!?ノ段!




その5、「夜神先輩は実は怖がり?!」というお題で呼ばれたのが蒼真以外の六人だった。

乱太郎「夜神先輩は普段はクールで冷静で頭がよくて

成績も優秀で」

しんべヱ「忍術に関しても先生たちと互角で忍術学園最強の忍者と呼ばれていますが!」

キリ丸「実は怖がり!という噂を耳にしまして‥‥」

乱太郎「‥‥どうなんでしょう?普段そんなそぶりは一切見せないから弱点はないのかな?ナンて‥‥」

「「「「「う〜ン」」」」」

文次郎「そういえば‥‥俺達あいつの弱点知らないな‥‥」
留三郎「‥‥そうだな‥‥」
伊作「苦手なもの特にないし、どれをやらせても僕たち以上にうまいよね?」

仙蔵「…あぁ、戦術に関しても俺も勉強になるくらいだからな‥‥‥」

小平太「私とも互角にやりあっているし、本気でやっても勝てないからな〜!!ナははは!」

乱太郎「えぇ〜!アの七松先輩が!?」
きり丸「夜神先輩に一度も!?」
しんべヱ「まさに、忍術学園ナンバーワン!!?」

伊作「でも‥‥怖がり‥‥っていうことに関してだけど‥‥

確かに彼はそうなのかもしれない」


乱太郎「というと?」

伊作「彼が怖がるときっていうのはね‥‥大切な仲間が目の前で死ぬことなんだよ‥‥」

「「「「‥‥‥」」」」

伊作「何があったのかは知らないけれど、蒼真はね?

色んなものを身に着けている分、色んな大切なものを失くしてきたんじゃないのかな‥‥って思うんだ」

乱太郎「色んな‥‥たいせつなもの?」

留三郎「確か‥‥四年生くらいになってから‥‥だよな?

実習が激しく厳しいものになってきたくらいの時から‥‥
あいつは自分が傷つくなんてことを気にせずに常に前戦にたち仲間の楯となって動いていた。」

長次「よく、伊作や新野先生に怒られていたのを目にした‥‥もそ」

仙蔵「いつしか、私を庇って瀕死になりかけた時も‥‥

心配してきたことはまず私の安否だったな‥‥」


伊作「もう少し自分を大事にしてほしいと何度も言っているんだけど‥‥」

小平太「あいつは「僕はもう二度と大切なものを失いたくないんだ」って‥‥言っていたな‥‥」

文次郎「あいつは確かに強い‥‥だからこそ、よわいのかもしれんな」

乱太郎「弱いって‥‥?」

伊作は自分の胸を自分の拳であてながらいう。

きり丸「‥‥こころ?」

伊作「そう‥‥仲間が傷つくと激怒するけど‥‥自分が傷つくことは関心がないんだ‥‥。

僕はそれが心配だ‥‥いつか、自分で自分を殺してしまうんじゃないのか‥‥ってね」

「「「‥‥‥」」」

落ち込んでいる乱太郎達の頭を伊作たちが撫でる。

伊作「だから!ボくたちはもっと強くならないといけないんだ」

小平太「あいつを守れるようにな!」

文次郎「日ごろの鍛錬を忘れるなよ!?」
留三郎「俺達はいつでも付き合ってやるからな!」

長次「‥‥お前たちも‥‥蒼真のことを気にかけてやって欲しい‥‥あいつは意外と強がりで涙もろいところがあるからな‥‥もそ」

仙蔵「私たちが支えてやらねばならんのだ‥‥」

乱太郎「はい!私たちもそうします」
しんべヱ「沢山楽しい思い出つくります!」
きりマる「一緒にアルバイト手伝ってもらいます!」

乱太郎・しんべヱ「「きりちゃん!!」」

どこまでもぶれないきり丸に突っ込みを入れる。
怖がりだっていうことは本当だったけど‥‥これは記事にするわけには行かないので断念することになりました…。