金吾とトレーニングを終わらせると、井戸で顔を洗う
金吾「それにしても蒼真って本当に強いよねぇ〜」
どこで覚えたの?
と聞いてくる金吾に、僕は手ぬぐいで顔を拭きながら「特に教えられてないよ…ただ、体を動かすのが好きなだけ」と苦笑いしながら答える。
金吾はえぇ〜と不満そうにつぶやく。
そぅ、僕は前世で体が弱くていつも本を読んでいるだけの僕だったけど…。
今は違う…体を激しく動かしても…発作なんて起きないからびくびくしないで動けるから今の身体は大好きだ!
生きることの楽しさを感じた…
初めて空の下で動ける楽しさ
走る楽しさ…
友達と遊ぶ楽しさ…
動物や植物たちと触れ合う楽しさ…
僕は肌で感じることができた
たかが、それだけ…そう思うかもしれないが
僕にとってはとても重要なことだ。
戦が絶えないこの乱世の世に転生しても
僕はここで“生きる楽しさ”を知っているから……
僕は精一杯生きることを選ぶ。
「金吾もすごいと思うよ刀の扱いも十分成長していると思う…僕にはまだ扱えないし」
金吾「そうかなぁ〜えへへ…戸部先生にも上達しているっていったし俺頑張るよ!!」
「僕ももっと頑張らなくちゃ!!」
ゴーンゴーンという鐘の音が聞こえて朝の合図が知らされる
金吾「そろそろ朝ごはんの時間だ!!蒼真も一緒に行くでしょう?」
「あ、うん!ごめん僕ちょっとやることがあるから先に行ってて!!」
金吾「そぅ?わかった……またあとでね!!」
「うん!!」
金吾と別れて長屋の近くを歩いていると大きな穴が開いていた…
「ん?……あな?」
誰かおちたのだろうか?穴が開いているところにトイレットペーパーが落ちているところから、保険委員会の誰かだろうとは思うけど…
ひょっこりと穴の中を覗いてみると落ちていたのは…
「…ぃ、伊作先輩!?大丈夫ですか?」
伊作「あ、…その声は蒼真君かい?…あぁ、僕は大丈夫だよ…今日はいつもより深くてねぇ〜上がれないんだ…
誰かを呼んできてもらえないかい?」
「あ、はい!!すぐに呼んできます待っていてください!!」