誰かを呼んでくれという誰かに心当たりがあり蒼真は用具室の倉庫までやってくる。
すると何かを作業中の食満先輩を見つけた
「食満先輩〜!!」
食満「…ん?お前は…一年は組の」
「はい!僕は一年は組の摂津 蒼真です!」
息を切らしてやってきたため作業の手を止めて僕の目線を合わせるようにしてしゃがみこんだ
食満「おい、どうしたんだ?そんなに慌てて……」
何かあったのか?と聞いてきたので
「はい!あの、長屋のほうで…伊作先輩が!」
伊作先輩の名前を出した瞬間に「なにっ?!伊作がどうした?!」と食いついてきた
「落とし穴に…」
と呟いた瞬間留三郎は頭を抱える
食満「…あいつぅ〜…、またか!知らせてくれてありがとうな!!蒼真!!」
「結構穴が高いそうなので這い上がれないそうです」
食満「なら…縄梯子が必要だな…俺がとってくる」
そういって颯爽と倉庫に戻り、縄梯子を持ってきた食満先輩が走って現場に向かう。
僕は慌ててそれを追いかける……。
食満「よし行くぞ」
「あ、待ってください!!」
現場にたどり着くと伊作先輩が食満先輩に気が付いてへにゃりと笑い手を振る
伊作「あぁ〜留三郎…ごめんよぉ〜」
食満「……はぁ、気にするな伊作…同室だろう!
それに礼を言うならそこにいる蒼真に言うんだな!」
素早く手助けをした伊作先輩が穴から出てきた。
土埃をパンパンと払いながら笑顔をこちらに向けた
伊作「……ありがとう!蒼真君のおかげで早く出ることができた!!」
「い、いえぇ…僕はたまたま通りかかっただけなので
それに助け出してくれたのは…食満先輩ですし」
僕は何もしていないですよと苦笑いしながら答えると食満先輩が「何言ってんだ!お前が通りかかったおかげで授業が始まる前に見つけることができたんだ!俺からも礼を言うぜ」と背中をパンパンと叩いてきた
「…ぃ、痛いです…食満先輩…汗)」
伊作「留三郎のいう通りだよ…最悪朝食も食べ損ねるところだった!ありがとうねぇ〜」