屋上の片隅で『NO』と叫ぶ
第1話:宇宙海賊現る!
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この世界に来てから早くも一日が終わろうとした。
空を見上げれば青い空が茜色に染まろうとしていた時刻に自転車を押しながらこれまでの出来事を考えていた。

いつものように学校へ行って、友達と遊び、勉強をして、大好きな特撮を見て
大好きな家族の家で温かいご飯を食べて温かい布団で眠る。

それの繰り返し当たり前のように過ごしていた自分は、その当たり前が…本当は尊いものだったなんて意外な出来事で気づかされるとは思いもしなかった。


「……お父さん、お母さん…家に帰ってないから今頃心配してくれてんのかな?

……でも、…帰れるわけ、……ないか

今夜から野宿かぁ〜……元の世界に戻る方法、見つけないと…」

と独り言をぶつぶつ言いながら帰っていると目の前にはあの赤い人が立っていたことに気づいて思わず「うわぁ!」と驚きながら数歩後ろへ下がってしまった。

「い、……いつの間にって、あなたは先ほどの……」

マーベラス「よぉ、俺は「キャプテン・マーベラス」だお前は?」

「…え?「土方 蒼真」ですけど……」

マーベラス「お前、気に入った!俺の仲間になれ!!」

「はぃ……は?!えぇえええーーーー!!?

な、そんないきなりなんなんですか!?」

突然の申し出に混乱しすぎてどもってしまったが、根本の本人はニヤリと笑みを浮かべている。後ろにいる仲間たちは慣れているのか呆れている人もいれば僕と同じように驚いている人もいて、反応は様々だった。

マーベラス「お前の剣術、なかなかのものだった!それに生身でザンギャックと戦って倒すなんてやるじゃねぇか!俺はお前のその根性が気に入った!

だから、仲間になれ!!」

「…いや、仲間になれっていっても……僕はまだ10歳のガキですよ?

僕より強い人なんてそこらへんにいくらでもいますよ」

ルカ「それでも、あの不思議な力も使えるしすごいじゃん」
アイム「えぇ、助けを求める人々を何の迷いもせず立ち向かうなんてとても勇気のいることです、そこらへんの方ではできるこではありませんよ」

ジョー「なかなかの剣捌きだったぞ、動きにも無駄がなかった」
ハカセ「まさか、本当にまた会うなんてね…僕もびくっくりしてるよ」


「いやいや、僕は仲間になるなんて言ってませんよ?!

それに、僕にはやることがあるんです!!」

マーベラス「やること?なんだ?それは」

言っていいのかわからないけど……、これを言わないとこの人もひいてはくれなさそうだし。

「僕は、この地球の人間ではないんです」

ルカ「え、?!それどいうこと?」

「僕は地球人だけど…別の世界から来た異世界の地球人なんです

この世界にはあなたたちのようなスーパー戦隊がいるようですが、僕のいた世界ではそれは特撮アニメとして僕のような子供達には人気の番組としてやっていました。


ですから、ここに本物がいるはずがないんです


説明はしにくいんですけど…異世界の人間だっていうことがわかってもらえればいいです


僕は元の世界に戻る方法を見つけて帰らないといけないんです!
だから…ごめマーベラス「関係ねぇな」…え?!」

ごめんなさい、仲間にはなれないんですと言おうとした矢先に悟られる。

マーベラス「俺はお前が異世界人だろうが何だろうが、関係ねぇし俺の知ったことじゃねぇ…ただ、俺はお前が気に入った

だから、仲間にするんだ…」


「……っ!マーベラスさん…」

マーベラス「もう一度言う、俺の仲間になれ!」

「……本当に、僕でいいんですか?」

ジョー「あきらめろ、こうなったマーベラスを覆すのは無理だ」
ルカ「一度決めたらこうだってきかないからねぇ」
アイム「新しいお仲間が増えて私もうれしいです、よろしくお願いしますね?」

ハカセ「うん!また、にぎやかになりそうだね」


「……みなさん、よろしくお願いします」


こうして僕はひょんな流れで海賊戦隊の仲間入りを果たしたのであった。

ゴーカイがレオンが近くにあるということでそこまで案内してもらうと真上から見ると本当に大きな船ですごいなぁ〜首が痛い。

と内心すごくわくわくしながら喜んでいるとマーベラスたちが先に上っていってしまった

残っているのはジョーとハカセだけ。

「あ、あの…この世界に来るときに僕の自転車も一緒に来てしまったんですけど…

自転車も一緒に乗せてもらえませんか?」

ハカセ「いいよ?中は広いから置く場所はあるからね」
ジョー「まだ、お前ひとりだけではガレオンに入れないだろう?

俺が一緒に連れて行ってやる」

「あ、ありがとうございます…ってうわぁ!!」

お礼を言いきる前にジョーさんに引っ張られて突然の浮遊感に驚いた。
ハカセも僕の自転車と一緒にロープで上がっていく。

中に入るとTVで観た通りすごい広くて海賊船らしくてすごくカッコよかった〜!!

ナビィ「みんなぁ〜おかえりぃ〜!!」

キャプテンの椅子の上には小さなあの機械鳥型ロボットのナビィがいて感動した
「おぉ〜!!本当に動いてる〜!!本物のナビィだぁ〜!!」

ナビィ「ぬぉ〜!君は一体だれだい?」

「僕は土方 蒼真っていいます、異世界から来ました地球人です!!」

ナビィ「ほぉー蒼真君っていうんだねぇ?僕の名前はナビィ〜よろしくね〜」

「はぃ、よろしくお願いします」

やったぁ〜生のナビィとお話しできちゃったよ!
超感動〜!!!

マーベラス「お前、ナビィのこと知ってんのか?」

「えぇ、まぁっというよりマーベラスさんたちのことは初めから知っていたんですよ」

ハカセ「えっ?!嘘、なんで教えてくれなかったの?!」

「だって、得体のしれないガキがすべて知っているって突然言われても

「はぁ?」なにってんのこいつ頭おかしいんじゃね?って言われるか気味悪がられるだけだし…僕自身異端者だし……

だからあえて何も知らないふりをしていたんです」

ルカ「じゃあ、私たちの名前とか知ってるの?」

「はい…じゃ、まずは

キャプテン・マーベラスさん
ジョー・ギブゲンさん
ルカさん
ドン・ドッコイヤーさん通称ハカセさん
アイム・ド・ファミーユさん


で、あっていますよね?」


「「「「おぉおーーー!」」」」

口々にすごいといわれながらも僕は改めて自己紹介をした

「改めまして、「土方 蒼真」歳は10歳小学四年生。

特技は剣道です。特撮関係は大好きな元気な男の子ですよろしくお願いします」


「「「「「よろしくねー/な!!」」」」」」


第一話宇宙海賊現るEND

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