パン工場を離れた場所は林の中に小川ができており小さな花畑が美しく咲いていた。

「‥‥ぅわぁ、‥‥きれぃ。こんなきれいな景色初めて見た…」

クリームパンダ「ソウマちゃんの世界にはこいうばしょはないの?」


「‥‥うん、あるにはあるんだけど。こんなきれいな場所僕のいた世界じゃ、見れる場所が少なかったから‥‥」

メロンパンナ「そうなんだ!他にもいろんな場所にあるから今度一緒に行こうね!」

「ぅ、うん!!楽しみにしてる」

クリームパンダ「それじゃあ、お弁当にしようよ!」
「…え、もう!?」

メロンパンナ「もぅ、クリームパンダちゃんったら朝ごはん食べたばかりじゃない‥‥」

クリームパンダ「えぇ〜だって、バタコさんが作ってくれたお弁当おいしそうだしいい匂いがするんだもん!!」

「確かにいい匂いするけど食べてばかりだと身体にも悪いから‥‥少し運動してからにしよう?」

メロンパンナ「ふふ、そうだね!ソウマちゃんのいうとうりだよ!何かして遊ぼう?」
クリームパンダ「そうだね!何して遊ぶ?」

「‥‥こんなに気持ちいいと歌いたくなるね!」

クリームパンダ「それじゃあ、あの歌を歌おうよ!!」
メロンパンナ「うん、それがいいね!」

二人は小川にある木の丸太に腰かけて口ずさんだ

二人「「そうだ、嬉しいんだ!生きる喜び♪

たとえ、胸の傷が痛んでもぉ〜♪」」

何だか聞いたことのあるフレーズ。
そうか、アンパンマンの世界だからこの歌を歌うのは当然か!

メロンパンナ「ソウマちゃんも一緒に歌おうよ!」

「うん!」

「「「何が、君の幸せ♪何をして喜ぶ?わからないまま終わるそんなのは嫌だ!忘れないで、夢を♪
こぼさないで涙!だから君は飛ぶんだどこまでも♪」」」

歌っていると楽しい気持ちになった

「金のシンバル鳴らすように囁くのはお日様〜

風はどこへ帰ってゆくの?鳥に尋ねましょう〜」

何故かドラえもんの歌が頭の中によぎる。
この歌もいい曲だったからねぇ

楽しく歌っているといつの間にか二人はぽかーんとしていた。やばいと思ったが二人はすぐに、笑顔になった

メロンパンナ「うわぁ〜きれいな歌だねぇ〜」
クリームパンダ「うん、その歌聞いたことないけどもしかしてソウマちゃんがいた世界の歌?」

「うん!YUME日和っていう曲名なんだよ」

メロンパンナ「へぇ〜ソウマの歌声綺麗だったからつい聞き惚れちゃった...///」

「そ、そうかな?///お世辞でもうれしいよ」

クリームパンダ「お世辞じゃないよ!」
メロンパンナ「そうだよ!」

ぐぅうう〜

クリームパンダ「歌を歌ったらお腹すいちゃったよ〜」

メロンパンナ「もぉ〜クリームパンダちゃんったら!
そろそろお弁当にしようか!」
クリームパンダ「やった〜」

シートを広げてお弁当を出していく。
おいしそうなサンドイッチとおにぎりが沢山入っていました

「「「うわぁ〜おいしそう」」」

「「「いただきまーす」」」

サンドイッチを手にして食べようとしたときどこからともなく「ちょっと待った〜!」という声が聞こえてきた

「え?」

メロンパンナ「この声は!」

二人「「バイキンマン!!!」」

ばいきんまん?
バイキンマン「はっひっふっへほー!!やい、そのお弁当こっちによこせー!!」

ユーフォ―にのったバイキンマンが手袋のようなものを取り出して僕たちのお弁当を奪おうと襲ってきました

僕たちは咄嗟にその場を離れて避ける
「うわっ!!」

メロンパンナ「こんなときには、せーの!」

「「アンパンマーン!!!」」

その声が届いたのか太陽の光が反射して現れたのはアンパンマンでした!

アンパンマンはバイキンマンのほうへまっすぐ飛んでいくとバイキンマンはそれに気づき標的をアンパンマンに変えた

バイキンマン「出たな、お邪魔虫!これでも食らえ!!」