回復の段

この世界に来てから早くも一週間が経とうとしている←早いことは気にしない。
忍術学園に来たのは、今日から5日前だ。
僕の傷もすっかりよくなった。

伊作「‥‥すごい、もう綺麗に無くなっている‥‥」

あまりにも治りが速いことに驚いている伊作さん
実を言うと医務室に戻ったと後輩になるからと自己紹介してくれたのである
彼は六年は組「善法寺伊作」先輩というらしい。
そして僕を見つけ助けてくれたのは同じ保険委員の「三年の三反田数馬」先輩と「一年生の猪名寺乱太郎」というらしい‥‥。

メガネの子そういえばいたな‥‥乱太郎か‥‥
まさかの主人公の一人に会ってしまうとは‥‥


乱太郎「じゃあ、もう授業には参加できるんですね!」

嬉しそうに隣で手当てをするのは同じ保健委員の乱太郎君だった。
伊作「そうだね‥‥今日は大事をとって休むとして‥‥明日から学べるよ」

乱太郎「やったぁ〜!よろしくねユキナちゃん」

「‥‥うん」

本当に嬉しそうにする乱太郎に苦笑いしながら頷いた。
明日から地獄が始まるのかと思うとどうも顔が引きつってしまう。

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